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【くらしの東洋医学 鍼灸で元気に】原因のわからない不調こそ、東洋医学でスッキリ

「最近、なんだか集中できない」
「頭がぼーっとしてミスが増えた」
「気持ちが乗らず、やる気が出ない」
病院に行くほどではないけれど、体も心もベストではない…。
こんな「なんとなく不調」は、多くの人々が経験しているものです。
特に女性の場合は月経周期に伴って、一か月サイクルで「なんとなく不調」がやってくるという人も少なくありません。
実際、こうした不調の多くは検査で異常が見つからず、診断もつかないまま病院を転々とすることも少なくありません。
だからこそ、まさにそんな時こそ、東洋医学や鍼灸の出番なのです。

今回は、東洋医学の視点から「なんとなく不調」を抜け出すヒントを紐解いていきたいと思います。
では、どうぞ最後までお付き合いください。


1.「未病」という考え方

1−1.こんな不調が続いていませんか?

・朝起きても疲れが取れない
・集中力が続かず、ミスが増える
・気分が乗らず、やる気が出ない
・頭がぼーっとして考えがまとまらない
・体は動くけれど、いつも重だるい
・冷えやむくみが気になる
・眠りが浅く、夜中に何度も目が覚める

病院で検査をしても異常が見つからない――上記のような「なんとなく不調」は、現代医学では“不定愁訴”と呼ばれます。
東洋医学では、これを“未病”といいます。

1−2.「未病」とは

未病とは、まだ病気ではないけれど、体のバランスが崩れ始めている状態のこと。
たとえば
・冬の寒さで冷えが強まり血の巡りが悪くなる
・忙しさやストレスで胃腸の動きが弱くなる
この段階ではまだ「病気」とは呼べませんが、体は確実にSOSを出しています。
東洋医学では、この未病の段階で整えることをとても大切にしています。早めに対処することで、将来の大きな病気を防げるからです。

古代中国の医学書『黄帝内経(こうていだいけい)』には「上工は未病を治す」と記されています。
これは「名医は病気になる前に治す」という意味です。
現代に置き換えれば、健康診断で異常が出る前から、小さな不調を見逃さず整える―これが東洋医学の基本的な考え方です。

2.不調の原因

東洋医学では、不調の原因を大きく3つに分けて考えます。
外因:気候や環境
 例:長時間の冷暖房や湿度の変化で自律神経が乱れ、だるさややる気の低下が起こる。
② 内因:感情や心の影響
 例:仕事や家庭のストレスで気持ちが落ち着かず、集中できなくなる。
③ 不内外因:生活習慣
 例:食べ過ぎ・飲みすぎや偏った食事で胃腸が弱り、むくみや疲れやすさが出る。

これらが単独で起きることもありますが、実際にはこれらが複合的に重なって不調が現れます。
たとえば、
夕方まで冷房の効いたオフィスで過ごし(外因)、
帰宅途中についコンビニスイーツやお惣菜で夕食を済ませ(不内外因)、
その日の出来事をあれこれ考えて気持ちが落ち着かず(内因)、
つい夜更かししてしまう。

こんな日が何日も続くと、朝起きても体が重く、頭はぼんやり。
やる気が出ないまま1日が始まってしまいます。

3.心と体はつながっている

東洋医学では、心と体は切り離せないと考えます。心の状態が体に影響を与え、体の状態は心に影響する―これが「心身一如(しんしんいちにょ)」という基本的な考え方です。

例えば、
・イライラ → 肝の気が上がって頭痛・肩こり
・心配しすぎ → 脾が弱って食欲不振や胃もたれ
・悲しみ → 肺が弱って風邪をひきやすくなる

心が疲れると体にも不調が出て、逆に、体が弱ると気持ちまで沈んでしまいます。

このように、東洋医学では、原因のはっきりしない「なんとなく不調」も心と体を切り離さず、体全体の問題として捉えることができるのです。

4.なんとなく不調を整える、鍼灸の力

「なんとなく不調」の背景には、東洋医学の三大要素である、気(エネルギー)・血(栄養)・水/津液(体液)の巡りやバランスの乱れがあります。

例えば、
・頭が重い、むくみがある → 水/津液の巡りが滞っている
・やる気が出ない → 気が不足している
・冷え性 → 血の巡りが滞っている

鍼灸では脈や舌、体の反応を丁寧に観察し、原因となっている乱れを整えていきます。
薬のように症状を一時的に抑えるのではなく、体そのものの回復力を引き出すのが特徴です。また、同じ症状でも原因は人によって異なるため、一人ひとりの体質や生活背景に合わせた施術を行います。

たとえば、朝から体が重く、やる気が出ない日でも、施術で巡りが整うと呼吸が深くなり、頭の中まですっきりと感じられることがあります。こうした小さな変化の積み重ねが、日常を軽やかに変えていくのです。

季節ごとのケアも鍼灸の得意分野です。
この先、夏の終わりにかけては、今まで続けてきた冷房や冷たい飲み物、食べ物の影響で内臓が冷え、胃腸の働きが弱まりやすくなります。さらに、朝晩の気温差が大きくなることで、自律神経が乱れ、だるさや集中力の低下を招きます。

こうしたとき、鍼灸では胃腸や自律神経を整え、夏の疲れをやさしく取り除くことで、本来の体のリズムを取り戻していきます。

5.試してみたい季節の食養生

東洋医学では、季節と臓腑や感情には関連があると考えます。
季節の変化に伴って臓腑の働きが強まったり弱まったりし、その影響が体や心の不調として現れます。
そこで、鍼灸治療と合わせて、季節に応じた食材で臓腑をサポートすれば、不調の改善や体調の安定につながります。。

①春:肝の季節
肝は血の貯蔵や気血の巡りを整える役割を担います。
春は生活の変化や気候の不安定さで肝に負担がかかりやすいため、気の巡りをよくする食材がおすすめです。
例:みつば、春菊、筍、ねぎ、しょうが 

②夏:心の季節
心は精神活動や血液循環を司っています。
夏は暑さで体に熱がこもりやすく、心に負担がかかりやすいため、熱を冷ます食材がおすすめです。
例:ゴーヤ、トマト、きゅうり、スイカ、なす
ただし、冷たいものの摂りすぎには注意しましょう。

③秋:肺の季節
肺は呼吸や津液(体液)の巡りを司っています。
秋は空気が乾燥して肺が弱まりやすくなるため、肺に潤いを与える食材がおすすめです。
例:れんこん、くるみ、梨、柿、みかん、

④冬:腎の季節
腎は生命力や意志力を蓄える源であり、成長・発育や生殖機能にも関わります。
冬の寒さや疲れで腎が弱りやすくなるため、からだを温めて滋養効果のある食材がおすすめです。
例:山芋、ねぎ、生姜、白菜、大根

「なんとなく不調」と感じたら、まずは季節の食材をひと品加えてみましょう。
小さな変化でも、続けるうちに体の巡りや気分の変化を感じられることもあります。

6.まとめ

「なんとなく不調」…。
そんな日が続くと、つい「そのうち良くなるかな」とやり過ごしてしまいがちです。
そんな時こそ、体の声に耳を傾け、早めにケアを始めることが、元気を取り戻す近道です。
「このまま我慢すれば、そのうち良くなるかな…」と思う前に、ぜひ一度、東洋医学である鍼灸を一度試してみてはいかがですか。

今回はここまでとなります。
最後までお読みいただきまして、ありがとうございます。

それでは、鍼灸でからだも心も元気になりましょう!

鍼灸 あやかざり
千葉駅5分 完全予約制 女性と子ども専門の鍼灸治療院
千葉県 千葉市中央区新町1−6 ラポール千葉新町202
TEL:070-8525-6132

https://ayakazari.com/


画像の出典:

参考資料:WEB版 MSD マニュアル(家庭版)、東洋医学の教科書、東方栄養新書

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