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【新潟ぽんしゅ】なぜ新潟は日本酒のメッカなのか?気候が生み出すその魅力を語る

新潟生まれ新潟育ち
綺麗道です。

新潟と言えば?

米と雪と・・・酒。

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新潟の日本酒は高い品質で、全国的にも人気を誇ります。

日本一の米どころである新潟。

お米と、海の幸・山の幸にも恵まれたこの土地で、新潟の風土と織り成すお酒と食とのハーモニー。

新潟の食文化には切っても切り離せない関係。

それが”新潟ぽんしゅ”

本日は「なぜ新潟ぽんしゅなのか。」
その魅力について語ります。

日本一の酒蔵数を誇る新潟県

日本酒の酒蔵は全国で1,400以上あるともいわれています。

そんな中、酒蔵数の多い都道府県としては

【日本の酒蔵数トップ3】
第1位 新潟県
第2位 長野県
第3位 兵庫県
参考:国税庁 清酒製造業の概況|平成28年度調査分

となっており、我が新潟県がトップとなっています。


ちなみに、日本酒の生産量としては

【日本酒の生産量トップ3】
第1位 兵庫県
第2位 京都府
第3位 新潟県
参考:国税庁 清酒製造業の概況|平成28年度調査分

となり、酒蔵数と生産量は必ずしも比例しないという結果に。

どちらかというと、新潟では小さな酒蔵も多い。
量を作るより、品質・こだわり重視のイメージです。


新潟の気候が生み出す日本酒の魅力

新潟がここまで日本酒生産が盛んなのも、この日本酒造りに適した環境によるところも大きいです。

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新潟は日本海側の気候区になります。
その特徴は、

夏に比較的晴天が多く、気温が高い。
冬には山間部を中心にたくさんの雪が降る。

つまり

夏は「米作り」に適し
冬は「日本酒造り」に適している

といわれます。

日照時間を比べてみる

日本海側とは反対にあたる、太平洋側の「東京」と比較してみましょう。
”日照時間”から見てみます。

年間日照時間ランキングでいうと
新潟県は40位で1,764時間。
東京都は第14位で2,104時間。


都道府県格付研究所・年間日照時間ランキングより)

年間で見ますと、東京の方が晴れ間が多い。
イメージ通りです。

ですが、季節ごとに見ていくと新潟の特徴が見えてきます。


まずは春から夏にかけて。

稲が成長する5月~10月にかけて、東京の日照時間を比べてみると、

新潟の方が東京より日照時間が長い。

新潟市 1244.3時間
東京  1059時間
(気象庁HP/2012年気象統計情報より)


新潟は年間通して雨や雪が多いイメージでしたが、

春から夏にかけては、
東京より晴れ間が多いという結果でした。

この長い日照時間が、美味しいお米を育んでくれる。

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そして冬。

清酒を仕込む11月から4月にかけての日照時間は、

東京の方が新潟の倍近く長くなるほど日照時間に差が出る。

新潟市 498.3時間
東京  963.9時間


(気象庁HP/2012年気象統計情報より)

この差は歴然。2倍近くの差が出ます。

新潟は冬型の気圧配置となって曇りや雨または雪の日が多いんですね。


気温から新潟を見てみる

新潟のイメージとして
「雪が降るなら気温も低いんでしょ?」

と思いがちですが、実はちょっと違う。

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新潟は東京に比べて北に位置しています。
全般に東京よりも気温が低くなる。

それはまぁ、当然と言えば当然。


では、実際に気温を比較してみます。

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新潟と東京の気温の比較(表1)

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新潟の最高気温・最低気温の差(表2)

(参考:新潟地方気象台:新潟県の気象の特徴


旬別で新潟と東京の気温(表1)を見ますと

冬は東京に比べて3℃程度低くなっている。

夏季に向かってその差は小さくなり、
7月下旬から8月中旬にかけては1℃以下と小さくなっていきます。

つまり
夏の暑さは新潟と東京ではあまり変わらない
ことがわかります。


次に新潟の最高気温と最低気温・その差を月別にみます。(表2)

1月 最高気温 5.5℃、最低気温 0.2℃

その差は5℃程度と小さくなっています。 
これは曇りや雨または雪の日が多いためといわれます。

4~5月においては、それぞれ8℃以上の差が出る

晴れの日が多くなることで1日の気温差が大きくなる。

とはいえ、新潟は
「日中と夜間の温度差が比較的少ない」
地域になります。


実は新潟は思ったほど寒くない


次に冬の気温を見てみますと、新潟は
「真冬においても極端な低温にはならない」
という特徴がわかります。

氷点下になることはほとんどない。

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余談ですが、私、大学時代、
宮城県仙台市に住んでいました。

そこで初めて「水道管を凍結」させ、
キッチンが水で溢れた経験があります。

寒い日の朝、お湯を出したら・・・

シンクの上に設置してある
給湯器の”側面”から勢いよく水がビャーッ!

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ナゼ ココカラ ミズガデルノ?


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このときは焦りました。


氷点下になる = 水が凍る = 水道管の中の水が凍る

氷点下になる地域では
「水道管が破裂する」なんてことが起こる。

言われてみれば当然。


けれど、新潟では水道管の凍結の話なんて聞いたことがなかった。

「冷える日は水道管の凍結を防ぐため、水をちょろちょろ出しておく」

ことを新潟育ちの私は知らなかったんですね。

新潟と比べて仙台は雪が少ない。
けれど「とても寒い」

県外に住んでみて、
新潟との差を思い知った出来事でした。


今年の大寒波は異常なので論外として
(いや本当に異常です)

通常は
水道管が凍るほどの寒さにはなりにくいんです。



結果、
「新潟の冬は低い気温で安定している」ことで、

「日本酒造りには有利」に働く。

これが
新潟の日本酒造りが盛んな理由
の一つになります。


雪が降るとお酒造りに何が良いの?

新潟=雪のイメージは根強いことと思います。

この寒波で現在2メートル以上の雪に見舞われている地域もあり、それに比べてまだ雪の少ない方の新潟市(秋葉区)でも

ついに111㎝の積雪。(2021年1月10日現在)

大台突破。

笑えてきました。

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この雪もお酒にとっては良い方向に働きます。

積雪があることで
適度に安定した低温になる。

日本酒造りに使われるのは「麹菌」「酵母」などの微生物。

この”微生物”にとっては「安定」というのは
とても快適な環境でもある。

また、雑菌の繁殖を防ぐことにもなり、

新潟ぽんしゅの味わいを生み出すのに
一役買ってくれているんです。

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『低温長期熟成』にはぴったりなのが
この雪が降る環境だったんですね。


長い冬を越え春になると
雪が解け地中に染みこむ。

それは豊富な水資源となる。


その大切な水がお米作りにもつながり、
美味しいお米を作る。

秋になると
その美味しいお米を使って
美味しいお酒を作る。


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雪は空気中のちりなどを包みこんでくれる。
これは
”空気が澄んでいる”ということ。


美味しい空気
美味しい水
美味しい米

そして
日本酒造りを手助けするような気候。

新潟にはそれがあった。



最後に人を見ていきます。

かつて全国一を誇った越後杜氏

寒くて長い冬を幾度も乗り越えてきた新潟県人。
それは県民性にも表れます。

『寡黙、実直な性格で
まがい物を嫌う一徹な”越後人”』


私も「まごうことなき越後人」の一人。
思い当たる節がありありです。

かの”上杉謙信”も越後の代表。

敵に塩を送ったという逸話もご存知かと思います。

なんとなくでも
越後人の雰囲気が伝わりましたか?


地域が育んだ気風とその技術力は、
杜氏の世界でも評価され、

数多くの酒蔵で
「越後杜氏」
酒造りの重要な役割を担ってきました。

明治時代には全国一の数を誇った越後杜氏。
そういった意味では、
彼らが日本酒の歴史を作ってきたともいえる。


にいがたの
・人
・技
・風土

それらが絡まって今の「新潟ぽんしゅ」がある。

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新潟県民だからではなく、
一人の個人として

「新潟ぽんしゅ」をこれからも全力で推していきたいと思います。

今後とも『新潟の綺麗道』をよろしくお願いいたします。

長くなりましたが、
今日は『新潟ぽんしゅの会~風土編』でした。

ここまでお読みくださりありがとうございました。

よろしければスキ&フォローいただけると嬉しいです。


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綺麗道

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綺麗道 【生きるを愉しむ新潟クリエイター】 サポートしてくれなんて滅相もありません。 もしそんな奇特な殿方・ご婦人がいらっしゃった場合は、感謝しすぎて鼻血が出ることでしょう。(出なかったらすみません) そして大切なお気持ちは ”恩送り” に使わせていただきます。愉しくて温かい ”和” が広がりますように。

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