災害大国日本の”味力”とは?美食地質学から見た日本らしさ
(独り言:只今防災週間ですよ---)
にしても、豪雨災害だったり
台風だ、地震だ、やれ火山が噴火した
・・・って、最近の日本はどうなってるの?
日本に住んでるのって危険じゃない?
と思ったことはありませんか?
災害大国日本
とも言われますが
とにかく災害に見舞われてしまうのがこの国です。

災害は今に始まったことではなく
昔から日本人は多くの災害に見舞われながらも
それを生き延びた人々が今に命を繋いでくれました。
でもさ、、、
日本って他の国に比べると
どう見ても災害が多すぎやしませんかと。
さすがに試練が多過ぎじゃありませんかと
思ってしまうわけです。
ですが、こんな話を聞いたことはありますか?
災害大国であるからこそ
逆に
たくさんの恩恵を受け取っている
この話、初耳でした。
今日は
美食地質学的に見る
「災害大国日本」の食の魅力
についてお話しします。
日本に住んでいて良かったなと思う
きっかけになれば幸いです。
日本食が美味しい理由は・・・
和食がユネスコ世界遺産にも登録されたように
日本の食の美味しさは
世界的にも認められていますよね。

それはなぜかと言うと・・・
変化に富んだ豊かな自然、きれいな水があるから
・
・
・
だけではありません。
え?違うの?
驚きですよね。
では何が
日本のこの食文化を生んだのでしょうか?
先日、美食地質学の第一人者である
ジオリブ研究所 巽好幸先生
のお話を聞くご縁を頂きました。
美食地質学の視点から見ると
これまでの日本に対する見方がガラリと変わったんです。
日本は水がキレイだから。
それはそうなのですが
キレイな水がある国は世界中にたくさんありますよね。
では、なぜ日本なのか?
ってことです。
これを地質学的に見ると「あ~ら納得」でした。
では早速そこを紐解いていきますよ。
まず、日本はなぜ地震が多いのかを知る必要があります。
「複数のプレートが重なっているから」
これは何となく聞いたことがあるかと思います。
地球全体を覆っているプレートは全部で十数枚。
(Wikipediaによると14-15枚だそうです)
そのうちの
4枚が日本列島周辺に分布し、重なり合っている
というのです。

日本は世界から見ると
ほんの小さな国じゃないですか。
なのに世界のプレートのうち
約1/4が重なるなんて、、、多すぎですよね。
そのプレートのおかげで地震が起きたり
マグマが活性化して災害大国日本を作りました。
その結果、、、
・起こった大地震が世界の1割にものぼる
・地球上の活火山の1割が日本にある
・地震災害発生国別ランキング上位常連国
うわ、これ全然嬉しくない。
ですが、
このプレートが重なるところだったからこそ
今の日本列島が生まれた
となると少し話は違ってきませんか?
プレートが重なるところじゃなかったら
日本は生まれなかったということなんです。
プレートが移動する力が働いて
さらに火山活動があったから
今の日本列島の形が生まれたそうです。

(説明が長くなるので詳細は割愛しますけども)←説明しないんかーい
和食を生み出した”だし”の秘密
日本ができたのは分かったけど
それと和食の美味しさのどこがつながるの?
ですよね。
本題を忘れていないとはさすがです。
一旦形が出来上がった日本列島ですが
プレートの影響で
ギューッと引っ張られたり押されたりしました。
ひとさし指で手の甲を押してみてください。
しわで皮膚が盛り上がりますよね。
日本もそんな感じで山ができたんです。
(説明が雑な)

この『山』がポイントです。
テストに出ますよ!
山に雨が降るとザーッと
坂を駆け降りるように水は海へと流れます。
逆に平地に雨が降った時は
川をどんぶらことゆったり海へ流れます。
この違いが
硬水・軟水の違いを生むんだそうです。
▶大陸パターン
ゆっくり川を流れる間に水の中にCaなどミネラルが溶け込んでいく
→硬水になりがち
▶日本パターン
山の水は早く流れるので溶け込む暇もなく流れていく
→軟水になりがち
日本は山が多いので「軟水文化」
なんですね。
(もちろん国内でも違って、硬水寄りのところもありますよ)
軟水だから何なの?
いえいえ、この軟水がポイントなんです。

日本の出汁と言えば・・・
昆布に鰹節、
干しシイタケに煮干しなどが使われます。
軟水だとこれらのうまみ成分が
ギューッと美味しく染み出して
あの美味しい”だし”が出来上がります。
じゃあ硬水はどうなの?
実はこの昆布が曲者でして
硬水だと出汁が出ないんです。
硬水の中に入れると
表面にCaの膜ができてしまう
↓
ダシニナラナイ
昆布の出汁が海の中で出ないのはなんでだろう~
(テツ&トモ)
のごとく、出汁が出るには条件があるってことなんですね。
逆に硬水向きの料理っていうのもあって
パスタをゆでるとかブイヨンスープとかは
軟水向き。
イタリアンやフレンチは
その土地の「水」が食文化に結び付いているんです。

硬水ってミネラル多いから健康に良さそう
と思っていたけど
そんな単純な話じゃなかったんですね。
米を美味しくするのは水だった
水が影響するのは”だし”だけではありません。
だし以外に日本の食を支えるものといえば・・・
米!
この米を美味しくしてくれるのも
「軟水」なんだそうです。

ちなみにお米を炊くときに
「硬水」を入れた場合。
表面に膜ができる
↓
吸水が悪くなって、α化しない
↓
オイシクタケナイ
新潟の代名詞
米と言えばコシヒカリですが
「わざわざ買って食べたらそんなに美味しくなかった。」
という人がいたとしたら、もしかしたら
お住まいの地域の水が関係したのかもしれません。
(知らんけど)
ということはですよ
「軟水」を生み出すこの地形のおかげで
美味しい出汁と美味しいご飯にありつける・・・
毎日美味しくご飯を頂けるのは日本のおかげ。
ありがとう日本の地形!

もちろん
・四季の変化が大きい
・南北に長いことによる風土の差
など
豊かで多彩な日本の食文化を
培った要素は他にもたくさんあります。
けれど、災害大国日本の裏側では
美味しさを生み出すための「恩恵」を頂いてます。
災害大国だからと日本をマイナスに見るのではなく
プラス面にも目を向けられたら
何か変わる気がしませんか?
完全なる悪も
完全なる善も
存在しないんですから。
「日本だからこそ」の情報を知ると
なんだか日本人で良かったって感じられますよね。
日本だからこその食。
今日も美味しくいただきましょう。
あなたのスキ&フォローが励みになります。
火曜金曜更新中
綺麗道こと古川綾子でした。
もっと詳しく美食地質学からみる出汁の話を知りたい方は
巽先生の記事がおすすめです↓
🔶備蓄リストの新提案。1年間常温保存可能な玉ねぎ~芽が伸びた去年の玉ねぎを食べたレシピとは?
🔶自家製びん詰でとりあえず冷凍から卒業。備蓄の選択肢に入れとこか。常温保存は魅力的
🎉おすすめ🎉
🔶【保存版】初心者さん向け3ステップ干し野菜。家にあるもので今日から干しちゃおう
◆【備蓄保存】かぶじゃないのに”干しかぶ”?トモコばあちゃんから学ぶ干しかぶの作り方~新潟人の知恵
◆トモコばあちゃんの干し大根作りに驚いた話
◆ずぼら主婦初めてのかんぴょう格闘記。失敗から学ぶ気を付けるべきこと
◆今、備蓄するなら乾物という時代
◆上杉謙信も食べていた?実用性が高い究極の保存食:ずいき縄とは一体何者?【新潟メシ
🔶これであなたもデキる嫁。漬物初心者が挑む大根の漬物4選【保存版】ずぼらでも美味しくできて家族も驚いたオススメのお漬物とは?
◆漬物初心者ずぼら嫁の株があがった大絶賛の「大根の醤油漬け」漬け汁が最強に使える
◆ベテランの味が手軽に手に入る「シンプルなのに濃厚な大根漬け」
◆ずっと側にいて欲しい「昔ながらの大根の甘酢漬け」市販品に頼らずお手製お漬物ができちゃいました
◆箸が止まらなくてごめんなさい「大根のコロコロ漬け」松前漬けに負けないうまさに衝撃・漬物初心者でも美味しくできたお手軽レシピ
◆【ぬか漬け始めました】開けてすぐ・袋のまま漬けられる4ヶ月仕込の最強ぬか床:飛騨高山よしま農園さんのぬか床
いいなと思ったら応援しよう!
サポートしてくれなんて滅相もありません。
もしそんな奇特な殿方・ご婦人がいらっしゃった場合は、感謝しすぎて鼻血が出ることでしょう。(出なかったらすみません)
そして大切なお気持ちは ”恩送り” に使わせていただきます。愉しくて温かい ”和” が広がりますように。
