和食は生きている。これからの日本を作るためにできることは?
来週、
11月24日は何の日でしょう?
正解は・・・
11月24日
和食の日です。

「あぁ、健康にいいから和食を食べろってことね」
「はいはい、わかりました」
・・・
ちょっとまったあぁぁぁぁぁっ!
私が伝えたいのはそこじゃない。
和食=健康
だけじゃなくて、
もっと違うところを感じて欲しいんです。
この時代に生まれたあなたには知っていて欲しい
「和食について」
を今日は語っていきたいと思います。
和食って結局何なの?
2013年ユネスコ無形文化遺産に登録され、
世界的にも価値が認められた
<和食>
ですが、

▶精進料理
▶懐石料理
なんて聞くと、(見ると)
いかにも『THE・和食』って感じですよね。
また、
そんな形式ばったものだけじゃなくて、

▶お正月に食べるおせち料理・お雑煮
▶ひなまつりにちらし寿司
▶大晦日の年越しそば
なんていう年中行事に合わせた伝統食も含みます。
なんかお堅い感じがするのは私だけ?
でもね、
私たちが普段食べている
家庭料理だって立派な和食だから!

なのに今や
洋食に押されて和食がピンチ。
あなたは和食シテマスカ~?

(↑誰やねん)
和食の特徴
和食の大きな特徴としてよくあげられるのがこれ。
①一汁三菜
②だしを利用すること
③地域によって特徴がある
聞いたことある方も多いんじゃないかしら。

▶基本形:ごはん+みそ汁+おかず
ではありますが、
個人的には土井善晴さんの「一汁一菜」には激しく同意。
「ごはん+具沢山のお味噌汁」最高!
▶だしはとにかくすごい!
これも激しく同意。こんぶにいりこ、かつおぶし。
昔の人は良く見つけてくれたものだよ。
▶地域性あふれる食は魅力的
その土地ならではの「郷土食」って、昔から「つないできた」って感じがするから、すごく温かいなって思います。
でね、これらは全くもってそうなんだけど、
今回はそこじゃなくて
日本人の精神性が食に現れているということ
にものすごく意味を感じているのです。
大きくは2点。
①柔軟に受け入れる感覚
②自然と共にある感覚

▶柔軟に受け入れる
日本は島国。
ときに海の外から人や文化が入ってきて、
多様化してきた歴史があります。
和食の代名詞といえば
「スシ」に「テンプラ」。
これって昔から日本にあるイメージですが
実は
そのルーツは海外にあるんですって。
寿司▶稲作の伝来とともに大陸から伝わった「なれずし」が始まり

天ぷら▶17世紀に西洋から伝わった「フリッター」をアレンジ

と、元は海外から来たもの。
そこに日本流のアレンジを加えて
発展、進化してきた歴史があります。
カレーライスやラーメンなんていうのも
「日本らしい」産物の一つですよね。
日本を表す「和」

この「和」の文字ひとつとってもその中には
・調和
・平和
・穏やかなこと
・仲良くすること
など色々な意味が含まれています。
海外からやってきた
新しいモノやコト(人もそう)を
「排除」することなく
優しく受け止め、
その先の未来へと可能性を広げる。
完全に鞍替えをするわけじゃなく、
今までのものと新しいものを
【調和】させる
というところに
私は「日本人」らしさを感じます。
先人たちの歩みに想いを馳せると、
根底には「和」の精神が流れているなって。
柔軟に受け入れる精神は
もちろん自然との関わりの中でも言えます。
▶自然と共にある感覚
薬膳を学ぶようになってから、
季節や旬の関わりに目を向けるようになりました。

例えば伝統食を見ても、
季節の移り変わりをドンピシャ!
で捕まえているなって感心します。
【冬至のかぼちゃ】
寒い冬に身体を温める陽気をもつ
かぼちゃを食べる
とか、初めて聞いたとき
「おぉ~!」って感動しましたもん。
自然と向き合い、
季節を感じ、
寄り添い、
歩んできた中で
生まれてきた多くの智慧
が和食には含まれている。
それを”人”が
繋いできてくれたんだな~
って思うとなんだか胸がきゅんとなる。
人間の力ではどうにもできない
偉大なる自然の力。
昔から
ときには自然に脅かされ
とはいえ自然と共生しながら
命をつむいできました。
そりゃ、災害が起こることだってある。
それでも立ち上がって
また歩みだせるのは
【自然】に対して恐怖だけじゃなく、
今まで私たちを「育んでくれた」歴史を
身体の細胞たちが知っているから。
【自然】は私たちと共にあり、
「命を支えてくれる」ものだ
という確信があるから。
~自然に生かされている

いただきます に ごちそうさま。
だから、自然への畏敬の念と共に
感謝を忘れない気持ちを大切にしてきた。
結果的に、
自然の流れに沿った食事をすることで
健康に結びついてきただけ。
健康を目指してたどり着いたわけじゃなく、
自ずとそうなっただけなのかなと。
日本人のココロ
季節の微細な変化を感じ、
自然を捉えることができる
【日本人の感覚】
があってこそ生まれた様々な日本文化。
もちろんそれは「食」だけに限らず、
芸能、芸術など他の方面でも
日本人だからこそ
生まれた「モノ」がそこにある。

ユネスコに登録されたのも、
「和食」という料理としてというより
「自然を尊重」する
日本人の精神を体現した
食に関する社会的習慣
という意味合いで位置づけられているそうです。
日本人の精神というものがあって、
たまたまそれが体現されたのが
「和食」だったというだけ。
今は人間たちのおごりで
見えなくなっているものもあるけれど、
和食の根底に流れている
「日本人の精神」を感じることは、
これからの時代を生きる私たちに
特に必要なことだと感じています。
自然と共に歩んできた
われわれ日本人。
古いものを生かしつつ
新しいものを取り入れ
さらに進化させることができる
われわれ日本人。
きっと、
「和食」も大切な部分を残しつつも、
まだまだ
変化、進化を遂げていくものなんでしょう。
和食は現在進行形であり
和食は生きている。
そこに人がいる限り。

先日の話にもつながりますが、↓
大きな時代の変わり目だからこそ
古いものに囚われるのではなく
また
新しいものに迎合するでもなく
古きもの+新しいものの融合
からの進化
というのが
これからの時代を生きるヒント
なんだと体感覚で感じています。
そのためにまずは
古きものを知ることが大切。
学校では教わってこなかった
本当の日本文化を。

私は和食を
健康にいいからではなく、
日本人の「心」が受け継がれてきたものだから
全力で推したい。
これまで培われてきた日本人の精神性を
これからも守っていきたい。
一個人ではありますが、
そう思っている今日この頃です。
では
ここまで読んでくださったあなたに
今日のワークです。
食事の際に手を合わせて
「いただきます」
「ごちそうさま」
を心を込めて言ってみる。
のはいかがでしょうか?
私もつい形式だけになっているので、
今日は心を込めて言ってみます✨
火曜金曜お昼更新
綺麗道 古川綾子でした
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