『OKAERI』という名の雪国に灯った火|新潟古民家宿泊体験
以前、古民家再生ワークショップに
通っていた場所が
「OKAERIのおうち」としてオープン。
****
★古民家再生ワークショップ記事はこちらのマガジンで全て読めます↓
****
完成から半年後・・・
2026年1月10〜11日。
新年会と「囲炉裏を囲む会」として
当時の主要メンバーが久しぶりに集結。
そして今回はじめて
雪国の古民家に泊まる
という体験をしてきました。
「古民家の冬は寒い」
そんな話、皆さんも聞いたことありますよね?
築100年超え、しかも新潟県の北端。
(正直、私もかなりビビっていました。)
果たしてその寒さはいかにーー。
しかと!体験してきましたよ~。
1月の雪国新潟北端の古民家へ
集合は闇と寒さがつのってくる午後6時。
久々に訪れた古民家。

「あぁここは私が漆喰を塗ったところだわ。」
古民家のいたるところに思い出が詰まっています。

感慨深いと同時に・・・寒い!
囲炉裏の部屋は
玄関からの冷たい空気が
ダイレクトに伝わってくるんです。
高い天井と仕切りがない部屋。
そりゃ寒いわな。


ストーブと囲炉裏の暖かさのおかげで
ぎりぎり耐えられるくらい。
でも、そこで用意されていたのが――

仕出し屋さんの豪華なお弁当と
トキコ先生の手作りの「大海」。

【綺麗道マメ知識】
大海とは・・・村上地区の郷土料理。
新潟ののっぺに少し似た
とろっとやさしい味のあたたか~い料理。
豆もやしが入っているのが特徴です。
待望の囲炉裏。
ゆらゆらゆれる炎はいつまでも見てられるやつ。
目の前で囲炉裏の炎を眺めながらの食事
というだけでも贅沢なのに
なんと今回は目の前で焼く串焼きがずらり。

これよこれ!
古民家の憧れの光景が今、目の前に。
あつあつをその場で頬張る時間は、
これぞ囲炉裏の醍醐味。

最高過ぎるくらい、最高の時間でした!
「古民家の冬は寒い」
それはたしかに本当。
でも、人と火と食がそろうと
寒さは「不便」じゃなくて「記憶」になる。
そんなことを思いながら
夜更けまで囲炉裏を囲んで語り合っていました。
夜更けまで語りあい古民家で眠る

囲炉裏の周りを仲間たちと囲む。
この時間が何よりも心地よくて。
囲炉裏の炎に手をかざしながら語り合うひととき。
膝をつき合わせて話すという行為は
その場にいる人たちの距離を縮めるようで
いつまでも話は尽きず。
結局終わったのは日をまたいでから。

小学生のムスメが早々と就寝した部屋に入ると
「ん?これはかなり暖かいぞ」
ファンヒーターをつけると
部屋は思った以上に快適なんです。
部屋に入る戸を閉めようとすると
なかなか動いてくれない上に
ガタガタと音が響きわたる。

あっちの部屋でもガラガラと戸が鳴る音。
隣の部屋で誰かが動く気配も
思った以上にはっきり伝わってくる。
最初は「音、けっこう響くな」と思ったけれど
しばらくして気づいたんです。
これはこの家にいる人たちの
命の気配なんだな、と
静かすぎない夜。
誰かの気配を感じながら眠る感覚が
なんだかとてもあたたかかった。
古民家=過酷というイメージは
いい意味で裏切られました。
ーーーー
結論。
天井の高い囲炉裏部屋は修行並みに寒い。
でも、個室で暖房をつければ天国!
これぞ実体験に基づいた
真実のレポートなのです(どやぁ!)
ーーーー
白湯からはじまる古民家の朝
翌朝はみんなで白湯を飲むところからスタート。

トキコ先生は一番早起きして
朝食を準備してくれていました。
テーブルには
宝石のようないくらをのせた大根おろし。
昨夜、先に帰った仲間が作ってくれた
ドレッシングを生野菜にたっぷりかけて。
この他のっぺにお漬物に色々とかなり豪華な朝食。

立ち上る湯気の向こうで
また会話が芽吹く。
おいしい料理に心地の良い時間。

あぁ、もう、いつまでもここに居たい……。
結局、居心地の良さに甘えて
つい長居をしてしまいました。
「帰りたくない」と思える場所がある幸せ
娘が小さな手で漆喰を塗り
仲間と共に汗を流したこの場所。
ここには血の繋がりなんてないけれど
まるで昔からの親戚が集まっているような
温もりが流れています。

「おかえり」
と言ってもらえる第2の故郷。
そんな場所がこの世界にあることが
たまらなく嬉しい。
このコミュニティに参加できたこと
そして、この家でまた集まれたことに
心から感謝を込めたいと思います。
あぁ、またすぐにでも
「ただいま」って言いに行きたいな。
皆さんの『第2の故郷』はどこですか?
もし今、帰りたい場所が思い浮かんだなら
ぜひ大切にしてくださいね。
この記事を読んで
少しでも心が温まったら
『スキ』で教えてもらえると嬉しいです!
いいなと思ったら応援しよう!
サポートしてくれなんて滅相もありません。
もしそんな奇特な殿方・ご婦人がいらっしゃった場合は、感謝しすぎて鼻血が出ることでしょう。(出なかったらすみません)
そして大切なお気持ちは ”恩送り” に使わせていただきます。愉しくて温かい ”和” が広がりますように。