のれん償却維持のニュース ― 会計は経済の言語 2026/7/22
札幌からおはようございます。
ミャンマー語を話す、米国公認会計士・行政書士・ヨガ講師のさやかです。
【また札幌のパゴダに行きました】
札幌の南区真駒内にある頭大仏にまた行きました。
また、というのは先日弊社社員のテインギーさんとも一緒にいったから。今回は登録支援機関を経営する夫の手つだいで介護の子と一緒に行きました。


このお祈りスタイルがやりたいだろうなと思って、わたしが先にやってあげたら、こうなりました。
ミャンマーの方が先に行ってやってたらできるかもしれないけど、他の日本人や他の国籍の方はこのようには祈らないので、やりづらいかなと思ってわたしが先にやってあげます。すごく喜んでくれたので、一緒に行ってよかったなと思いました。
【のれん償却維持のニュース ― 会計は経済の言語】
日本経済新聞に、日本の会計基準における「のれん」の定期償却ルールが維持される見通しになった、という記事が出ていました。
スタートアップや経済団体が「償却が M&A を阻害している」として非償却への見直しを求めていましたが、記事は「会計基準は企業の実態を伝える物差しであって、経済振興の政策手段ではない」として、償却維持を妥当な判断と評価しています。
この記事について、私なりの感想を書いてみます。
US GAAP と IFRS を勉強して感じたこと
わたしは米国公認会計士(USCPA)の勉強で、アメリカの会計基準である US GAAP を学びました。続いて IFRS の勉強もしました。この2つの基準は、細かな差異はあるものの、大きな枠組みとしては「ほとんど似ている」と言っていいと思います。のれんについても、どちらも定期償却はせず、減損テストで対応するという点で共通しています。
一方で、日本基準(J-GAAP)だけが、のれんを定期償却するという違う路線を歩み続けています。
会計は言語である
私が忘れてはいけないと思うのは、「会計は言語である」ということです。
言語に置き換えて考えてみてください。これは「日本語が良い」「英語が良い」「中国語が良い」という優劣の話ではありません。「英語と中国語は語順が似ているね」とか、「漢字を使うという意味では日本語と中国語は似ているね」といった、共通点があること、伝わることの価値の話です。
会計が「経済の言語」であるならば、その言語が同じか、似ている方が、お互いに取引をしやすいのは間違いありません。これだけ外国人投資家が日本市場に入り、国境を越えた融資・投資・M&A が日常的に行われている時代においては、基準の中身そのものと同じくらい、「基準が近いこと」自体に価値があります。連結処理をする上でも、海外の同業他社と比較して企業評価をする上でも、基準の差異は確実にコストになるからです。
償却維持の論理も理解はできる、けれど
もちろん、償却を支持する側の論理も理解できます。買収先の超過収益力やブランド価値が永遠に減耗しないというのは不自然であり、非償却+減損のみの処理では減損の認識が遅れがちだ、という指摘には理論的な筋が通っています。実際、IFRS や US GAAP の側でも償却への回帰が真剣に議論された過去があるそうです。
それでも私は、今の時代における国際的な比較可能性の価値を考えると、今回 US GAAP や IFRS とは違う形で日本が独自の路線を維持したことは、少し残念であると言わざるを得ません。
皆さんはどう思われますか?
🌸🌸🌸
当事務所へお気軽にご相談ください。
ミャンマー語が話せる日本人会計士・行政書士として活動しております。英語も得意ですので、どの国籍の方のサポートも喜んでお受けいたします。
153-0043東京都目黒区東山3丁目3番2号パラッツォ東山207
行政書士伊勢さやか事務所
050-1726-7703
sayaka_n@awareful.net

お読みいただいてありがとうございます。
それではみなさま今日も素敵な一日をお過ごしくださいね。
