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社会人看護師 通信制大学で心理学を学ぶ

企業看護師の重要な役割のひとつであるメンタルヘルスケア。
日々の仕事の中でこの分野に関する相談を受けることも少なくありませんが、残念なことに、経験も知識も乏しいゆえに自信をもって対応することができません。

そんな自分の弱点を克服すべく、メンタルヘルスに関する書籍を読んだり、講習会やセミナーを受講したり、検定を受けるための勉強にも取り組んできました。
その成果もあってか、〝定型文どおりの対応であれば何とかできる〟というレベルにまで達することができました。

私の頭の中には、書籍や講習会で見聞きした知識の断片が、断片のまま散乱しています。
相談者から質問を受ければ、その無造作に散らばった断片のなかからそれらしいものを一つ二つ拾って、それを答えとして相手に伝えます。
次の質問を受けると、また同じように散乱した断片から答えを見つけ出す作業に入ります。
何かそれらしいものが見つかれば、また相手に伝える…

それが、私ができる精いっぱいのことでした。

当然、どうにかその場をやり過ごしても、だんだん苦しくなってきます。
数少ない断片の中から答え(のようなもの)を見つけ出したとしても、「これで本当によかったのだろうか」「ほかに答えがあったのではないだろうか」と、自分の中に腹落ちしない気持ち悪さがずっと残ってしまうのです。

やはり、業務として相談を受ける以上、自分の発言には根拠と責任を持たなければなりません。
ましてや、メンタルというデリケートな部分に触れるのであればなおのことです。

そのためにはまず、この断片の数を増やしつつ、ひとつひとつ丁寧に意味づけしながらつなぎ合わせていくという作業が必要です。
そして、ある程度のまとまりができ、それが形になってようやく、相手をありのまま理解するというスタートラインに立てるのです。

勉強のために自分で選んできた書籍や仕事の合間に参加してきた講習会などは、知りたいことをピンポイントで手軽に学べる反面、テーマの的が絞られているだけに全体像を捉えにくく、知識が偏りやすいという弱点がありました。

「その弱点をカバーできる方法はほかにないだろうか。」
「私の今のこの状況で、心理学という分野を体系的に学ぶために一番適している方法とは何だろうか。」

自分自身に問いかけ、現状に鑑み、情報を集め、検討した結果、「大学で心理学を学ぶ」という少々型破りな答えに辿り着いたのです。

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