縦読み詩「ミステリアスな女」💞詩+コラム+ラップ

ミ(み)つめられるほど 距離を残して
ス(す)こし笑って 本心は伏せたまま
テ(手)のひらに触れそうで 触れさせない
リ(り)ゆうを語らず 惹きつけて
ア(あ)いまいな沈黙に 意味を宿し
ス(す)べてを明かさず 夜を纏う
なにを考えているのかは 秘密
女という名の 私は謎そのもの

ミ・ス・テ・リ・ア・ス・な・女
ミステリアスな女とは、何も語らない人のことではない。
むしろ、必要なことはきちんと話す。笑うときは笑い、泣くときは泣く。
それでもなお、「すべては分からない」と感じさせる余白を残している人のことだ。
彼女は、自分の内側を安売りしない。
過去の傷も、叶わなかった夢も、今の迷いも、
求められたからといって簡単には差し出さない。
それは冷たさではなく、境界線を知っているということ。
誰にでも触れられる場所と、
本当に大切な人にしか見せない場所を、
静かに分けているだけなのだ。
ミステリアスな女は、説明過多にならない。
誤解されることを恐れて、
先回りして自分を解説しすぎない。
「こう思われたらどうしよう」と悩むより、
「そう思われるなら、それも一つ」と受け止める。
分かってもらえない可能性を、
完全に排除しようとはしないのだ。
それは強がりではない。
誰にも理解されない孤独を知った上で、
それでも自分で立つことを選んできた結果だ。
すべてを共有しなくても、人は人でいられる。
誰かに分かってもらえなくても、
自分が自分を見失わなければ、それでいい。
彼女は、その感覚を体で知っている。
ミステリアスな女の魅力は、
「何を考えているか分からない」ことではない。
「すぐには掴めない」という距離感にある。
近づけば拒まれるわけではない。
けれど、踏み込みすぎれば、
静かに一歩引かれてしまう。
その境界線が曖昧ではなく、
きちんと存在しているからこそ、
人は無意識に背筋を伸ばす。
彼女は、感情を持っていないわけではない。
むしろ、とても豊かだ。
喜びも、嫉妬も、不安も、欲も、ちゃんとある。
ただ、それらに振り回されている姿を、
無闇に人前でさらさない。
感情を抑えているのではなく、
感情に主導権を渡していないのだ。
ミステリアスな女は、
「分かりやすい好意」を武器にしない。
好かれたいから近づくことも、
嫌われたくないから合わせることも少ない。
その代わり、自分が心地よい距離を大切にする。
結果として、相手はこう感じる。
もっと知りたい、と。
だが彼女は、
「知ってほしい」と必死にはならない。
知りたいと思うなら、
その分だけ時間をかけてほしい。
その覚悟がある人だけが、
少しずつ奥へ進めばいい。
それくらいの温度感で、人と向き合っている。
誤解されることもある。
冷たい、壁がある、何を考えているか分からない。
そう言われることも少なくない。
それでも彼女は、
無理にイメージを修正しようとはしない。
すべての誤解を解くことより、
自分をすり減らさないことを選ぶからだ。
ミステリアスであることは、
演じることではない。
秘密を作ることでもない。
「全部見せなくても、私は私でいい」
その確信が、自然とにじみ出た結果である。
本当にミステリアスな女は、
誰かを翻弄しようとしていない。
駆け引きを楽しむために、
わざと距離を取っているわけでもない。
ただ、自分の人生の舵を、
自分の手で握っているだけだ。
だから彼女は、
一人でいる時間も美しい。
沈黙の中でも、不安で埋め尽くされない。
誰かがいなくても成立する自分を持っている。
その自立した静けさが、
結果として、人を惹きつける。
ミ・ス・テ・リ・ア・ス・な・女。
それは謎を振りまく人ではない。
簡単に消費されない自分を、
きちんと守って生きている人のことだ。
そしてその在り方は、
決して特別な才能ではない。
自分の内側を大切に扱うと決めた、
すべての女性が、
少しずつ身につけていけるものなのである。

歌詞:Rap + Electro Pop
『ミ・ス・テ・リ・ア・ス・な・女』Rap + Electro Pop
ねえ…
全部わからなくて いいんだよ
ミステリーって 黙ることじゃない
ちゃんと笑うし ちゃんと泣きたい
でもね 心の奥のページは
誰にでも めくらせない
聞かれたことは ちゃんと話す
だけど過去は 安売りしない
境界線を 知ってるだけ
冷たいんじゃない 大切なだけ
分かってもらえなくても
私 私を見失わない
ミ・ス・テ・リ・ア・ス・な・女
すぐには 掴めない距離
近づけば 逃げるわけじゃない
でも 踏み込みすぎないで
ミ・ス・テ・リ・ア・ス・な・女
全部見せなくて いいでしょ
知りたいなら 時間をかけて
それが 私のルールなの
感情ないとか 思わないで
喜びも嫉妬も ちゃんとある
ただ 振り回されるほど
私は 弱くないだけ
好かれたいから 近づかない
嫌われないために 合わせない
心地いい距離 守ってたら
なぜか 惹かれるって言われるの
一人の時間も きれいでいたい
沈黙さえ 味方にして
ミ・ス・テ・リ・ア・ス・な・女
謎を演じてるんじゃない
自分の舵を 握ってるだけ
それが 魅力になるの
ミ・ス・テ・リ・ア・ス・な・女
簡単に 消費されない
全部見せなくても 私は私
静かに 輝いてる
わからないままで
好きになっても いいよ

全部を語らなくても、私は私。
近づきすぎない距離、安売りしない心。
ミステリアスな女の静かな強さを、
ラップ+エレクトロポップで表現しました。
分かりやすさより、自分らしさを選びたい夜に。
60秒で響く、可愛くて少し大人な共感ソングです。
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