見出し画像

禅の心と深夜0時のJAZZの時間

円融無言(えんゆうむごん)

私の作品紹介

今日のテーマ:円融無言(えんゆうむごん)

円融無言(えんゆうむごん)は
混ざり合っているのに
何も語らない
境界があるようで
もう、ない状態を
イメージした造語です

夜が深くなると
世界は輪郭を失いはじめる

昼のあいだ
私たちは
境界をはっきりさせて生きている
あなたと私
正解と間違い
強さと弱さ

でも
深夜になると
それらは少しずつ
丸くなっていく

円融無言
溶け合っているのに
何も主張しない状態

この時間帯のJAZZは
語らない
導かない
理解を求めない

ただ
音と音が
そっと重なり
離れ
また戻る

ピアノは
何かを始めようとせず
ベースは
終わらせようともしない

そこに歌が入るとき
それは
感情の説明ではなく
存在の温度になる

近づいても
触れなくていい
分かり合おうと
しなくていい

円の内側で
静かに呼吸する
そのままで

このJAZZは
関係性をほどく音楽
距離を測らない夜のための
音の会話

JAZZ:円融無言(えんゆうむごん)

歌詞:
夜が丸くなって
部屋の角を消していく
グラスの底で
時間が 溶けてる

あなたと私
重なっているのに
どこにも触れていない
その距離が 好き

言葉は
薄すぎる
この静けさを
包めない

だから
黙ったまま
ピアノの影に
身を預ける

ベースが
低く 呼吸して
ドラムは
夢の縁をなぞる

ねえ
不安じゃない
ただ
確かめないだけ

円は
始まりも終わりも
同じ場所
探す理由が ない

無言のまま
溶け合って
名前のない夜へ
沈んでいく

朝が来ても
きっと
説明は しない
このままで


分けなくていい時間

円融無言は
分かるための時間ではなく
分けなくていい時間だから

感情に名前をつけなくても
不安を整理しなくても
愛を定義しなくても

重なって
離れて
また重なる

それだけで
十分に
生きています

朝になれば
また
線を引く世界が始まる

でも
この深夜に
円だった感覚を
ほんの少し
覚えていればいい

説明しなくていい
結論を出さなくていい

無言のまま
溶け合ったことが
もう
JAZZ(音楽)です



いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集