『Untitled』制作ノート|正しい選択は、本当に報われるのだろうか
オリジナルオーディオドラマ『Untitled』を公開して一週間が経ちました。
聴いてくださった皆様、本当にありがとうございます。
『Untitled』は、2年前から構想していました。
ですが、なかなか制作に踏み出せませんでした。
理由は単純で、「戦争」というテーマを扱うことが怖かったからです。
私は『夜と霧』や『シンドラーのリスト』、『プライベート・ライアン』、『西部戦線異状なし』に繰り返し触れてきました。
だからこそ、軽い気持ちで戦争を書くことができませんでした。
この作品で何かの正義を語りたいわけではありません。
誰かに答えを提示したいわけでもありません。
ただ、私の中にはずっとアウガストという人物がいました。
海を見つめる彼の姿だけが、ずっと残り続けていました。
彼が何を思っていたのか。
私は明確な答えを用意していません。
作品を聴き終えたあと、それぞれが感じたものを大切にしていただけたら嬉しく思います。
