ベルギーKBC銀行、独取引所グループの「Crypto Finance」と提携し、暗号資産取引を開始
ベルギーのKBC銀行が、投資プラットフォーム「Bolero」で暗号資産の売買サービスを始めます。提携先はスイス拠点のCrypto Financeで、同社が流動性供給や注文執行など取引インフラを担います。開始は2026年2月中旬を予定しており、ベルギーにおいて、適正な規制の下で個人投資家が暗号資産を売買できる銀行の一つになるとしています。
今回の特徴は「銀行が前面、暗号資産企業が裏側」という分業モデルです。銀行は顧客基盤やKYC・マネロン対策などを担い、専門企業が取引や保管の仕組みを提供します。暗号資産は24時間動き、保管やシステム管理の負担も大きいことから、自前構築ではなく提携を選択したとみられます。
Crypto Financeはドイツ取引所グループ傘下のデジタル資産企業で、機関投資家向けに取引・カストディなどを提供しています。伝統的な金融インフラがデジタル資産を取り込む流れの一角といえます。
同様の動きは世界でも広がっています。米国ではMorgan StanleyがE*Tradeを通じた暗号資産取引の提供を検討していると報じられています。豪州のCommonwealth Bankは暗号資産取引を試験導入しました。香港ではZA Bankなどが取引所と組み、アプリ内でビットコインやイーサリアムの売買を可能にしています。スペインではBBVAが個人向けに取引・保管サービスを展開しています。
暗号資産市場は時価総額ベースで数兆ドル規模とされており、銀行にとっては手数料収入の多様化や若年層顧客へのアプローチにつながる可能性があります。一方で、銀行経由の取引は銘柄数や機能が限定される傾向があるとも指摘されています。
KBCの純利益は直近年度で数十億ユーロ規模と報告されています。暗号資産が直ちに業績を左右する規模とは考えにくいものの、KBCの動きは、規制整備を背景に進む銀行と暗号資産企業の分業モデルを象徴する事例といえます。
万代 惇史(まんだい あつし)
マネックスグループ 執行役員(新規事業)/ マネックスベンチャーズ代表
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※ 本記事は筆者の個人的なメモであり、所属組織とは一切関係ありません。また、一部AIを用いて執筆しています。可能な限りファクトチェックをしていますが、気になる部分については、ぜひご自身でもご確認ください。

