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未来に向けて、種をまこう

こんにちは!

この前、久しぶりに体調を大きく崩しました。2週間ほど有給を連続で使って休むという荒技を使い、何とか回復まで持っていったのですが、かなり辛いものでした。

今回の不調を通して、あらためて感じたことがあります。それは、体調が悪い渦中にいる時に、根本的な対策を始めるのは難しいということです。

この記事では、しんどい時はまず対症療法でしのぐこと。そして、少し余裕が出てきた時に、未来の自分を助ける準備をしておくことについて書こうと思います。

今、不調の渦中にいる人や、回復してきたけれど何から整えたらいいか迷っている人のヒントになればうれしいです。


不調の渦中では、抜本的な対策は難しい

体調が悪い時は、頭も心も体も、目の前の苦しさに引っ張られます。苦しさに耐えるだけで、多くのエネルギーを使っている状態です。

将来のことを考えようとしても、考えがまとまらない。前向きな行動をしようとしても、体が動かない。良くなるための行動をしたいのに、それができない。

頭では「こうした方がいい」と分かっていても、渦中では実行に移せないんですよね。これは意志が弱いからではありません。

苦しい時の人間は、まず目の前の苦しさをしのぐことにエネルギーを使います。長期的な対策や新しい習慣づくりに向かう余裕がないのは、自然なことです。

そして、体調が悪い時ほど、視野も狭くなります。「明日以降の自分のために準備しよう」と思うより、「今日をどう乗り切るか」で精一杯になる。普段ならできる行動も、急にできなくなるこがあります。

そういう状態で、いきなり新しいセルフケアを増やそうとすると、かえって苦しい気持ちになります。

たとえば、「マインドフルネス瞑想をやった方がいい」と分かっているのに座っていられない。「散歩した方がいい」と分かっているのにそんな元気がない。「記録した方がいい」と分かっているのに、メモ帳を開く気力もない。

そういう時に、「分かっているのにできない」と責め始めると、その自己批判自体がまた自分のエネルギー奪っていきます。

だから、不調の真ん中で「ちゃんと回復のための行動ができていない」と責めないであげてください。抜本的な問題解決や対策に取り組むのは、もう少し余裕が戻ってきてからでいいと思います。

まずは今の苦しさを、これ以上大きくしないことを優先してあげてください。

苦しい時は、対症療法でしのぐだけでもいい

対症療法とは、病気や不調の根本原因を直接なくすのではなく、今出ているつらい症状をやわらげるための対応のことです。

対症療法という言葉には、どこか「その場しのぎ」という印象がありますが、しんどい時のその場しのぎは、とても大事だと思っています。

これ、例えるとわかりやすいです。

たとえば、今、家が火事になっているとします。

家が燃えている最中に、「どうして火事が起きたのか」「どうすれば事前に防げたのか」と考える余裕はありません。まず火から離れる。安全な場所に避難する。必要なら助けを呼ぶ。

原因の分析や再発防止策を考えるのは、そのあとです。

不調の渦中にいる時も、それに近い感覚です。

まず、ストレス源から離れる。人と話すのがつらいなら距離を置く。情報を見ると苦しくなるなら遮断する。予定を減らせるなら減らす。頼れる人がいるなら連絡する。睡眠を取る。病院に行く。

体調に関しても、抜本的な対策をする前に、目の前の苦しさを小さくすることが大切です。

もちろん、抜本的な対策が必要ないという意味ではありません。体調の波が繰り返されるなら、生活リズム、働き方、治療方針、周囲への相談など、見直すべきことも出てきます。

ただ、それは少し余力が戻ってきてからでいいと考えています。抜本的な対策ができない時期があっても、それでいいんです。

まずは、自分の安全を確保する。そこから次の準備を始めればいいのだと思います。

少し元気になった時こそ、未来に向けた種をまく

少し落ち着いてきたら、未来の自分を助ける準備を始めていきましょう。

もちろん、まだ十分に回復していない時に、無理をする必要はありません。落ち着いて考える余裕が出てきた時に、できる範囲で始めるくらいで大丈夫です。

ここで意識しておきたいのは、「次に苦しくならないようにするため」、また「次に苦しくなった時の自分を楽にするため」の準備だということです。

体調が悪かった記憶がまだ新しいうちに、自分が何に困ったのかを整理します。何がつらかったのか。何があると助かったのか。逆に、何をすると悪化しやすかったのか。

その記憶が残っているうちに、まずは未来の自分へメモを残しておきます。

さらに余裕が出てきたら、「どんな状態を目指したいか」「具体的にどんなことをしていけばいいのか」を考えていきます。これはかなり精神的にエネルギーがいる作業なので、メモを残す段階よりさらに後ろの時期にやることになります。

場合によっては、主治医、カウンセラー、産業医、家族など、専門家や身近な人の力を借りる必要があるかもしれません。

これらが、僕の言う「未来に向けて種をまく」ということです。

植物は種をまいても、すぐに花が咲くわけではありません。水をあげて、光を当てて、少しずつ育てていく時間が必要です。

体調管理も、それに近いと思っています。

体調モニタリング、コーピングリスト、ジャーナリング、マインドフルネス、運動、睡眠、仕事との距離の取り方。

どれも、始めた次の日に劇的な変化が出るものではありません。少しずつ続けていくことで、未来の自分を支える土台になっていきます。

休職中や回復期は、何もできていないと焦ることもあると思います。でも、仕事から離れて、仕事のストレスが少し薄まっている時期だからこそ、落ち着いて自分のことを見つめ直せる一面もあります。

もちろん、休職中や回復期にこそ頑張るべきだというつもりは全くありません。回復の初期は、休むこと自体が大切な役割です。少し余裕が戻ってきた時や、復職の前に、できる範囲で小さく始めるということです。

具体的にまいておきたい7つの種

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