【中学受験】合格後に燃え尽きないために。入試前から予約していたこと
入試1週間前。 家庭内が最も必死な空気に包まれる時期、私はある塾のサイトを眺めていました。そこは、いわゆる大学受験予備校ではなく、純粋に数学で遊ぶ塾でした。
端から見れば、入試を前にして次の塾探しなんて気が早いと思われるかもしれません。でも、切実な心配がありました。
それは、「入試が終わった瞬間に、子どもの中から『学びの灯』が消えてしまうのではないか」という心配です。
合格発表から入学式まで、解放感でただ遊び呆けてしまうのではないか。これまで積み上げてきた「考える習慣」が、燃え尽きとともに失われてしまうのではないか。
それを防ぐには、受験が終わった瞬間に「勉強=大変なもの」から「学び=楽しいもの」へと、上書きする必要があると考えたのです。
「勢い」を止めないための、ちょっと強気な予約
まだ受験すらしていない段階でしたが、合格発表直後の週末に体験授業の予約を入れました。受験という大きな山を越えるために使い続けた「脳の熱」が冷めないうちに、次のワクワクするステージに出会わせてあげたかったからです。
選んだのは、数学を本質から楽しむ場所。 算数が得意な子はもちろん、苦手意識がある子も歓迎してくれるという懐の深さに惹かれ、体験をさせてもらいました。
算数への苦手意識、数学への憧れ
体験を終えて出てきた子どもが、真っ先に言った一言。
「数学、面白かった!」
実は、わが子は算数に強い苦手意識を持っていました。 けれどその一方で、NHKの『笑わない数学』を何度も録画で見るほど、数学の世界には強い憧れを抱いていたのです。
日々の「算数ができない」という現実や、点数を競う入試演習の重圧。その陰でどこかへ置き去りにされていた純粋な好奇心が、その日、ようやく息を吹き返したようでした。
「知的な遊び」を見つける喜び
その塾にとって、数学は「苦行」ではなく「遊び」でした。 親向けの説明会を聞きながら、私自身も「私が通いたい!」と感じてしまうほど、知的好奇心を刺激される場所でした。
自宅から距離があるため、今すぐ通塾とは至りませんでしたが、中学入学という大きな節目を前に「数学って、こんなに自由で楽しいんだ」という体験をさせてあげられたことは、何物にも代えがたい収穫でした。
もし今、入試を目前の不安を抱えているなら、あえて「合格後にワクワクできることを一つ、予約してみてはいかがでしょうか。
合格の先には、もっと自由な学びの時間が待っています。 あと少し、親子で走り抜きましょう。
