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バッグのフォーマットを裏切るって何だろう?

疑問のまま終えた前回から

わたしはさらに考え続けていました。

まず、そもそもバッグってなんなの?

ナゼナゼ癖のある私は
ちゃんと消費者庁に記載されている定義から調べる。

そしたら

【かばん】と【バッグ】

は違うらしい。

単に日本語と英語の違いだと思ってたら、そうじゃないんだとか。

かばんの定義
牛革、馬革、豚革、羊革又はやぎ革を使用したものに限る。旅行かばん、事務用かばん、ランドセル等を指し、ハンドバッグ(女性用セカンドバッグ、トート型ハンドバッグ、ショルダー型ハンドバッグを含む)、財布等の袋物は対象となっていない。

消費者庁

機能を重視したものが、かばん。
ファッションに合わせて多様化したものがバッグ。

そうか、私が作ってきたものって
間違いなくバッグだ。
これまで
「私はバッグ屋ではない」
と言ってきたけど、
「私はかばん屋ではない」
に訂正します。
調べてみてよかった。
当たり前と思ってたことでも
まだまだ発見がある。

そしてこの定義をベースにしながら
思い返してみると
【バッグ】に【かばん】を求めている人の多さ。

• バッグは“入れ物”
• 何の服にでも合うものがいい
• 雨でも晴れでも使えるのがいい
• 軽い方がいい
• たくさん入る方がいい
• 肩がけがいい
• 斜めがけがいい
• 背負うのがいい
• 使いやすさが正義
• ポケットたくさんあるのがいい
• ファスナーがいい
• 横長がいい
• 内布が明るいのがいい
• 価格はカテゴリーで決まる
   (例:トートなんだから=◯円以下でしょ)

これらは本当に多く言われる事
要約すると
たぶん
かばんとバッグの"いいとこ取り"ってこと。

気軽なバッグが定着してるのは事実で
機能も違えば価格も違って当たり前の部分が、ごっちゃになってしまってる現実。

ひとまずそれは置いといて
じゃあ今度は
裏切るって何?ってところ。

裏切ると一言で言っても色々ある。
ネガティブな意味もあれば
「いい意味で裏切る」
なんて切り口もある。

わたしなりに考えてみたバッグの裏切り。

① 機能の裏切り
ものを入れるという
存在の大前提を裏切る

例えば
• 何も入らない
• 持つだけ、だけど素敵
• 置いておくだけ、だけど素敵
とか。
でもさっきの【バッグ】と【かばん】の定義を考えると
これが1番バッグがかばんとは違うんだ!っていうところを表現できる裏切りかも。
とはいえ
“入れるモノ”から“存在するモノ”への認識の変化が必要になる。
さらに
バッグとしての存在+アートとしての存在の部分も考えないといけない、
など
なかなかハードルも高そう。

② 価格の裏切り
例えば
トートバッグの平均市場価格を大きく超えた価格で販売する。
世の中の当たり前とか無意識を壊してく裏切り。
でも、これは単純な値上げの話じゃなくて、価値の話。
価値の伴う価格で
市場の概念を覆えす裏切り。

③ 素材の裏切り
例えばHOLOHOLO BIYORIで言うなら
麻袋=ラフ
という先入観を覆えす。
麻袋が美しいものであるっていう大前提から入る。
意外性の裏切り。

④ カテゴリーの裏切り
トート・ショルダー・ハンドバッグ
という枠を曖昧にする裏切り。
「これは何?」って一瞬止まる形。

⑤ 見た瞬間の裏切り
麻袋ね、でもなく
何の素材?、でもなく

「え、これ麻袋なの?」になる瞬間
まさに、いい意味での裏切り。

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いろんな形の"裏切り"を考えてみたことで気づいたのは
どれも結局①に通じる部分があるということ。
そして1番大胆でインパクトのある裏切り方も
やはり

「入れ物」であろうとしないこと

かもしれない。


次回、
【入れ物としての存在をやめたバッグ】

え?

まだまだわたしの考える時間は止まらない。

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