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印刷会社の経歴がコンプレックス?(2)

フリーランスのグラフィックデザイナー、atelier ayaです。
前回、新卒で入社した印刷会社で、今はほぼ絶滅している仕事、アナログ製版(レタッチマン)を、少しの間やっていたことに関して、若干コンプレックスを持っていることを書きました。

これがアナログ製版ではなくて、見積もりを出したことがあるとか、少しでも企画や営業をやってたとか、そういう経験があれば、コンプレックスにならずもっと役に立っていたかもなあ、とは思います。

父親には「大学まで出してやったのに女工の仕事なんかして!」などと言われもしました。出来の悪い娘で申し訳ないとは思いますが、さすがに酷くないですか?

そのほか、なぜコンプレックスなのかといえば、少なくともレタッチマンの仕事内容を知らなくても(何しろもうほぼ存在してないんだし)デザインの仕事をしている人が大勢いること、その分デザインそのもののことをたくさん考えて頑張っている人もたくさんいること、を考えてしまうからだと思います。

それに、その後某デザイン事務所に面接に行ったら、代表の人に「CMYK? そういうの、よく知らないんですよね」などと言われ、バリバリとデザインしてる人ってそんな感じなのかなあ、と思ったりもしました(デザイナーと名乗るに当たってこれもまたコンプレックスの種)。もちろんこんな人ばっかりじゃないですよ!

私はデザインが独学であることもあり、随分いろいろな回り道をしてきたように感じてしまうのです。まあ、自分で勝手にそう感じているだけなんですけど…。


その頃の知識がまったく役に立っていないわけではなく、知っていて良かったなと思うこともいろいろあります。だって、私は印刷物のデザイナーなのですから。
それに、その当時に活躍していた職人さんのことを書いておきたいようにも思っています。

写植の職人だった方で、仕事がなくなって運送ドライバーになった人を知ってます。
そんなふうに、時代とともに職を失った職人さんは大勢いるはずです。
どうしても仕事を続けていきたくて、InDesignやIllustratorなどのソフトを必死で学んで時代についてきた人たちだけが、今も残っています。
でも、そんな人たちがいたからこそ、今の印刷技術はあるのです。

また長くなるので、次回、アナログ製版の仕事内容について書くことにします。
〈つづく〉


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