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美味しいと言われないお弁当を、今日も作っている

夫はとても美味しそうに食べる。

食べ方がきれい、というのもあるけど、
それ以上に「美味しいな」という表情で、
満足そうに食べる。

そんな姿は、朝と夜には見られるのに、お昼のお弁当だけは見えない。

だから、ときどき思ってしまう。

「美味しかったよ」と、ひと言あったらいいのに、と。

その言葉があるだけで、
安心するし、また頑張れる。

でも、その言葉を待っているけど、
聞けたことはない。

夫にとって、完食したことは
「美味しかった」ということ。

空っぽのお弁当箱を見て、
そう受け取るようにしている。

でもやっぱり、いつか「お弁当美味しかったよ」と言ってもらえたら嬉しい。


「今日の味付け卵、しょっぱくなかった?」と聞くと、
「食べれたよー」と返ってくる。

「お弁当、足りなかった?」と聞けば、
「ちょうどよかったよ」と返ってくる。

言葉は交わすけれど、お弁当そのものの感想は、そこにないまま流れていく。

「お弁当美味しかった?」とストレートに聞けたなら、きっとこのnoteは書いていない。

空っぽのお弁当箱を洗いながら思う。
全部食べてきてくれたんだな、と。

それが「美味しかった」というサインなのだと思うことにしている。

あまり期待をしすぎないで、そう受け取ることにした。

期待しすぎると、少し苦しくなる。

だから、ただ「おかえり」と元気に帰ってきてくれるだけでいいと思うようにしている。

それでも、どこかでまだ期待している。

いつか「美味しかった」と言ってもらえる日まで、続けていきたい。

そのために、私ができることはひとつだけ。

自分の機嫌をとっておくことだと思っている。

できるだけ気持ちよく一日を過ごして、
お弁当作りのハードルを少し下げておく。

・肉か魚
・卵のおかず
・野菜のおかず

この3つを決めておくだけで、朝は少し楽になる。

誰かのために作るということは、その日の自分の気持ちに思った以上に左右されるものだと思う。

だから続けるためには、自分なりの整え方が必要になる。

そうして作ったお弁当を詰め終えると、少しだけ満たされる。

また来週も、きっと同じようにお弁当を作っていると思う。

言葉はなくてもいいと思いながら、
それでも少しだけ期待している。



みなさまの毎日の中にも、言葉にしてほしい気持ちが、やさしいかたちで返ってくる瞬間がありますように🍀

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

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