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【自由詩】君の名はさすらい

ひとりで行くのは淋しくないかい
と 風が問いかけた夜
返事の代わりに
靴底が まだ見ぬ道を踏みしめる

名前を呼ばれた気がして
振り返るたびに
影だけが 少し遅れてついてくる

灯りのない交差点で
胸の奥が ふっと明るくなる
それは 誰かがくれた
見えない地図のようで

行き先は いつも未定のまま
それでも歩き出す理由が
どこかにあると信じている

君の名は さすらい
けれど その名の下で
君は今日も
確かに 生きている


あとがき:
この詩は「孤独」と「前進」が同時に存在する瞬間を描きたくて書いたものです。 一人で歩く道は、ときに心細く、ときに自由で、ときに誰かの気配を探してしまう。 それでも歩き続けるのは、名前のように刻まれた“さすらい”が、ただの放浪ではなく、 “生きている証”としての旅であってほしいと思ったから。

あなたがこの詩を求めた理由がどんなものであれ、 その旅路に、ほんの少しでも寄り添えたなら嬉しいです。


皆様におかれましては
佳き一日であることを願っております。