【2026年8月2日朝刊】株式市場を動かす注目ニュースまとめ

📰 今朝のヘッドライン

  1. 日銀、政策金利1.0%に据え置き 植田総裁は物価上振れを警戒

  2. ドル円が40年ぶり高値から急落 政府・日銀の為替介入観測が浮上

  3. 日経平均が大幅反発、一時65,000円台回復 AI・半導体株に買い

  4. 米テック決算:アマゾン株が14%急騰、アップルは7.4%安と明暗

  5. FRB、政策金利を5会合連続据え置き ウォーシュ議長は引き締め姿勢崩さず

1. 日銀、政策金利1.0%に据え置き 植田総裁は物価上振れを警戒

何が起きた?
日銀は7月31日の金融政策決定会合で、政策委員9人中8人の賛成により、政策金利を現状の1.0%に据え置くことを決めました。6月の会合で1.0%への利上げ(1995年以来31年ぶりの水準)を決めたばかりで、その影響を見極める狙いです。植田和男総裁は会見で、原油高などによる物価の上振れリスクを「これまで以上に意識する」と述べ、利上げ継続の姿勢を示しました。

市場への影響は?
金利据え置きは事前予想通りで、サプライズはありませんでした。ただし植田総裁のタカ派的な発言(=金融引き締めに前向きな姿勢)により、次回以降の利上げ観測は残る形です。銀行株には金利上昇期待から追い風、逆に金利上昇に弱い不動産・高配当株にはやや重荷となりやすい構図です。

出典:日本経済新聞、Yahoo!ニュース(2026年7月31日)

2. ドル円が40年ぶり高値から急落 政府・日銀の為替介入観測が浮上

何が起きた?
今週のドル円相場は、約40年ぶりの高値となる163円94銭から一時157円台まで、6円近く急落しました。7月31日のニューヨーク市場では160円53銭まで上昇した後、米財務省が円相場への介入可能性を銀行に通知したとの報道、およびニューヨーク連銀が大手銀行にユーロ・円のレートチェックを行ったとの報道をきっかけに円買いが強まり、158円17銭前後まで下落しました。

市場への影響は?
急速な円高は輸出関連株(自動車・機械など)の採算悪化懸念につながりやすく、日経平均全体の重荷になる可能性があります。一方で、輸入コストが下がる内需関連(小売・食品など)にはプラスに働きそうです。介入が実際に行われたかどうかは今後の公式発表待ちで、来週以降のボラティリティ(値動きの荒さ)に注意が必要です。

出典:財経新聞、ダイヤモンド・ザイ(2026年8月1日)

3. 日経平均が大幅反発、一時65,000円台回復 AI・半導体株に買い

何が起きた?
7月31日の日経平均株価は前日比2,494円59銭高(+4.03%)の64,362円02銭で取引を終え、2日連続で上昇しました。前日の米ハイテク株高を受けて、フィラデルフィア半導体株指数(SOX)が前日比8.19%高となったことが波及し、東京エレクトロンやアドバンテストなど半導体関連株が大きく買われました。東京エレクトロンは2027年3月期上期の業績予想を上方修正し、自社株買いや株式分割も発表しています。

市場への影響は?
半導体・AI関連の一角が指数全体を押し上げる展開が続いており、東京エレクトロンやアドバンテストなど値がさ株(株価水準が高く指数への影響が大きい銘柄)の動向が当面の日経平均の方向性を左右しそうです。米テック株の決算内容や為替の動き次第で、値動きが大きくなる可能性があります。

出典:日本経済新聞、株探ニュース(2026年7月31日)

4. 米テック決算:アマゾン株が14%急騰、アップルは7.4%安と明暗

何が起きた?
米大手IT5社の2026年4〜6月期決算が7月30日に出そろい、AI需要を追い風に5社とも増収となりました。アマゾンは売上高が前年同期比20%増の2,006億ドル、クラウド事業のAWSは同37%増の422億ドルと市場予想を上回り、株価は約14%急騰しました。一方アップルは売上高16%増・純利益27%増と好調だったものの、供給制約や先行きの売上高見通しが嫌気され、株価は終値で7.4%下落しました。マイクロソフトも売上高18%増・純利益31%増と好調でした。

市場への影響は?
AI関連投資の勢いが引き続き強いことが確認され、日本の半導体・AI関連株(東京エレクトロン、アドバンテストなど)への追い風が意識されそうです。一方でアップルのように好決算でも先行き懸念で売られるケースもあり、個別企業の需要動向・見通しへの選別がより強まる可能性があります。

出典:Forbes JAPAN、秋田魁新報(2026年7月31日・8月1日)

5. FRB、政策金利を5会合連続据え置き ウォーシュ議長は引き締め姿勢崩さず

何が起きた?
FRB(米連邦準備制度理事会)は7月29日開催のFOMC(連邦公開市場委員会)で、政策金利(FF金利誘導目標)を3.50〜3.75%に据え置くことを、9対3の賛成多数で決定しました。3人の委員は利上げを主張して反対票を投じました。ケビン・ウォーシュ議長は、中東情勢などが物価に与える影響の「趨勢を見極める」考えを示しつつ、必要であれば追加の引き締めも「ためらわず行動する」姿勢を示しました。

市場への影響は?
金利据え置きは想定通りですが、反対票を投じた委員がいたことやウォーシュ議長のタカ派的な発言は、市場に「利上げの可能性が完全には消えていない」との意識を残しそうです。金利動向に敏感なグロース株(成長株)や不動産関連には、次回9月中旬の会合に向けて神経質な値動きが続く可能性があります。

出典:日本経済新聞(2026年7月30日)

🔭 今日の注目ポイント

  • 為替介入の真偽と今後のドル円動向:政府・日銀による実際の介入有無が今後公式統計で明らかになるかが焦点。介入が確認されれば、さらなる円高圧力となる可能性があります。

  • 次回FOMC(9月中旬)に向けたFRBの発言:ウォーシュ議長がFOMC開催回数の見直しを検討しているとの報道もあり、金融政策の運営スタイル自体の変化にも注目です。

  • 国内企業の決算シーズン継続:東京エレクトロンに続き、他の半導体・ハイテク関連企業の決算内容が日経平均のセクター物色を左右しそうです。

⚠️ ご注意

本記事は情報提供を目的としており、特定の銘柄や取引を推奨するものではありません。投資は自己責任でお願いします。

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