【日記】白スニーカーから始める、ちゃんと暮らす支度
六月に買ったものの中で、いちばん気分が上がったのは白スニーカーでした。
楽天で見つけた、スポーツブランドではない一足です。大きなロゴや特別な華やかさはありませんが、価格、デザイン、歩きやすさのバランスが、今の私の暮らしにちょうどよく感じました。
高価すぎる靴は、汚すのが少し怖くなります。安くても足が疲れれば、結局履かなくなります。派手すぎると服を選び、地味すぎると気分が上がりません。その真ん中に、この白スニーカーはいました。
レビューを読み、写真を拡大し、靴底の厚みまで確認しました。白Tにも黒いパンツにも合いそうか、長く歩けそうか、旅行にも使えるか。気づけば、買い物というより小さな市場調査です。
白い靴は汚れやすく、雨の日には少し気をつかいます。それでも履きたくなるのは、足元が明るいだけで気分まで軽くなるからです。
普段は黒やベージュなど、シンプルな服を選ぶことが多いので、白いスニーカーはちょうどよい抜け感になります。白Tを着て、軽い日傘を持ち、いつもの道を歩くだけで、少し新しい一日が始まるように感じます。
六月は、暮らしの道具を少しずつ整えた月でもありました。無印良品ではコーヒーフィルターと、軽い晴雨兼用の日傘を。ユニクロでは白Tを買い足しました。
前に使っていた折りたたみ傘は、ある日ベランダから飛んでいってしまいました。旅の投稿ではないのに、傘だけが先にひとり旅へ出てしまったのです。そこで迎えた二代目は、黒くて軽く、夏の通勤を静かに支えてくれています。
服はシンプルに、普段は質素に、そしてできるだけ健康に。最近は、何かを増やすより、迷う時間や疲れる要素を減らしたいと思うようになりました。
もちろん、たまには外で焼肉や昔ながらのナポリタンも楽しみます。焼肉屋で粉チーズたっぷりのナポリタンを前にすると、歴史より胃袋が勝つ日もあります。
普段は白ごはんと自炊が基本です。なすとひき肉の甘酢あんや、豚ニラキムチ炒め、もやしと卵のスープ。派手ではありませんが、きちんと食べた日は、生活が自分の手元に戻ってくる感じがします。
暮らしを整えることは、完璧な部屋を作ることではないのだと思います。朝ごはんを食べ、歩きやすい靴を選び、白Tを畳み、日傘を忘れない。そんな小さなことの積み重ねです。
六月の一歩は、白くて軽いものでした。
少しくらい迷っても、歩きやすい靴があれば、また戻ってこられます。遠くへ行かない日にも、小さな旅はあります。それは、何でもない毎日を少しだけ好きになるための旅なのかもしれません。

