双子がそれぞれの世界へ歩き出す日
我が家には年少4歳の双子がいます。
今の園での生活が、
週明けの月曜日で終わります。
春からは、別の園での新しい生活。
今までの園では1クラス。
ふたりはずっと同じ場所で過ごしてきました。
生まれてから今日まで、
どんなときも、片時も離れることのなかった存在。
それが、今度の園では2クラスに分かれます。
これから先、同じクラスになることはありません。
4月からは
初めてそれぞれの場所へ向かいます。
カレンダーを見て、ふたりは月曜日が
最後の登園になることをちゃんと分かっています。
カレンダーをみながら、ふたりが言いました。
「みんなにお手紙を書きたいね」
クラスには24人のお友達がいて、
ひとりひとりに届けたい気持ち。
覚えたてのひらがなで、
一文字一文字、一生懸命書きました。

『いちねんかん あそんでくれて ありがとう♡』
ふたりで考えた文章。
1枚書くのに、たくさんの時間がかかりました。
でも、ふとこぼれた本音。
「ぜんいんかくのは、たいへんすぎる」
本当は全員に渡したい。
でも、24枚書くのは大変だと気づきます。
「いちばん仲良しだった子に渡す?」
そう聞いてみると、
「それはいや。みんなにわたしたい。」
どうしたらいいか、
ふたりで話し合うことにしました。
しばらく考えて、双子の弟が言いました。
「そうだ!コピーをしよう!」
すると、双子の兄が
「いいね!コピーのおてがみに、シールをはろう!」
ふたりが見つけた名案です。
一生懸命書いたその1枚に
2人で文章を付け加えました。

『〇〇ぐみのみんなへ
いちねんかん あそんでくれてありがとう♡
みんながだいすきです
〇〇〇より 〇〇〇より』
こうして完成したお手紙を
ポストカードに印刷。
出来上がった24人分のお手紙を見て
「あいてるところには、えをかこう!」
と双子の兄が言い、
2人で自由に絵をかきました。
それから2人でシール貼り。
「〇〇くんは、恐竜がすきだよね。」
「〇〇ちゃんは、いちごが好きだとおもう。」
クラスのみんなを思い出しながら、
ひとつひとつ丁寧に貼っていきます。
こうして、ふたりらしいお手紙は完成しました。

印刷はどうなのかなと、少し思ったけど、
2人が考えて決めたこと😌
ちゃんと気持ちを込めて仕上げた
あたたかいお手紙です😊😊
このお手紙をどうやって渡すかも
いっしょに考えました。
「帰りの会で渡したい。」
「いいね!そうしよう!」
これはすぐに決まりました☺️
お手紙はひとまとめせず、
12枚ずつわけて、それぞれ袋へ。
そして忘れないように、
そっとカバンにしまいました😊
きっと、月曜日に渡すとき
少し照れくさくて、
少し寂しくて、
でも嬉しい気持ちも混ざるんだと思います。
お別れの意味を、
どこまで理解しているかは分からない。
コピーして作ったお手紙だけど、
「ありがとう」と「だいすき」は
きっとクラスのともだちにも伝わるはずです。

これは、双子のはじめての一歩。
ずっと一緒だったふたりが、
はじめて別々の場所で過ごす日に向けて
いままでの場所のみんなに
「ありがとう」を伝えます。
新しい幼稚園に行くこと、
ふたりとも、ちゃんと分かっています。
それぞれのお友達を作って、
それぞれの世界を広げていく。
同じじゃない毎日が、はじまります。
離れることは、さみしい。
でも、それだけじゃない。
それぞれに、新しい世界が広がっていく。
どこにいても
ふたりが双子であることは変わらないから
さみしい気持ちは、分け合って。
うれしい気持ちは、ふたりで分かち合って。
これからも、ふたりらしく
楽しい時間を過ごしてほしいと願っています。
これは、はじめての一歩。
そして、これから続いていく
たくさんの一歩の、はじまり☺️


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