「ナイスファイト」と自分に言える人が他人の心に火を「○○○」
参考:花邑 灯火@ココロ・カタチ・ヅクル「リ・キュレーター」さん 一生懸命な人が笑われない世界に|わたしの根っこにある想い
〖思考のヒント〗
何かに一生懸命に取り組むことが、どこかかっこ悪いとか笑われてしまうとか、そんな風潮って子供時代からありますよね。
学生時代だと、自分が勉強していることを隠そうとする人は毎年一定数はいて、テスト前に「全然勉強してない」という人が必ずいました。
でも実際には、陰で努力していたのではないかと思います。

たとえば彼らが自習室や図書館とかで、教科書を開いて一生懸命勉強している姿を見たことがある人はいるかもしれません。
「頑張るのはダサい」という風潮がある以上、堂々と教室で勉強するのは難しかったのだと思います。
こうした風潮は、無意識に僕らを失敗や挫折が怖いという気持ちにさせてしまいます。
失敗したときの言い訳のために、つい頑張っていないふりをしたことのある人はいるのではないでしょうか。
「一生懸命な努力が笑われたり、軽視されたりする風潮」について、花邑さんが長年抱えてきた葛藤が書かれたこの記事を読んで、僕もその風潮は問題だなと思って。
「遠くに行かないで」「私を置いていかないで」という不安から、熱心に取り組む人をマイナスの方向にもっていこうとする現象は、日常的に起きていると思います。
花邑さんの場合、最終的に学生時代や大学での社会貢献活動を通して、
誰かの努力を認めたいという気持ちの根底には、まず「自分の努力を認めてほしい」という自身の欲求があった
と気づいています。

そして、過去の苦労や失敗も含めて「ナイスファイト、わたし」と自分を認めることで、同じように努力が認められずにいる人に寄り添って、彼らを承認することが、自分も他人も共に前向きになれる道だと結論づけています。
ここから学べる思考のヒントは、
・「ナイスファイト」と自分に言える人が、他人の心に火を「灯せる」
といった点です。

自然なかたちで誰かの心に灯火をつけるようなエールを送るためには、まず僕らは自分に灯りをともすことからスタートした方がいいのではないでしょうか。
流ちょうに質問できなかった少年を否定しないロナウド選手に花邑さんが納得できたのも、たどたどしくても一生懸命伝えようとする少年の姿勢を、同じように応援したかったからだと想像します。
あのテスト前に自習室や図書館で勉強していた彼らも、本当は自分が泥臭く努力していた姿を認めてほしかったのかな、と思います。
僕らは誰かに言葉を届けようとするとき、それがうまくできないときがあります。
その理由は、自分に灯りがともっていない状態だったからかもしれません。
だからまずは、自分に「よくやった」と、これまでの過去を受け入れて、自分の心の中に灯火をつける。

そして応援のメッセージをこめた松明をもって、消えかけてしまった誰かの心に、そっと火を灯して、一生懸命な人が笑われない世界を少しずつつくっていきたいなと思うようになりました。
〖思考のヒント(まとめ)〗
「ナイスファイト」と自分に言える人が他人の心に火を「灯せる」
考察noteは、Kindleでも読めます(読み放題の方は無料)
元サイエンスライターが、「思考のヒント」という視点から、12名のクリエイターの記事を考察しました。
本著を読むと、日常生活に役立つ合計24個の新しい「思考のヒント」が手に入ります。

