ついに最終回、ブンブンジャーネタバレ感想 『仕事屋は自由じゃない』
皆さんこんにちは、いけです。長崎でフリーランスエンジニアをしています。今回のサムネイルは私が開発中のレースゲーム。長崎をモチーフにしたゲームを作ろうとしてレースゲームを選んだのには、車モチーフの2024-2025期スーパー戦隊「爆上戦隊ブンブンジャー」の存在が大きい。
ブンブンジャーは自分のハンドルを握る、つまり自由が作品のテーマととらえており、親元を離れたくて高専に行き、好きなものを作りたくてゲームクリエイターになり、自由に働きたくてフリーランスをしている自分にとって、非常に感銘を受けた作品だった。
今日は2/5、長崎は大雪で在宅で時間があり、次の最終回放映の日曜日は忙しいのでここで1年間の総括をしていこうと思います。
ブンブンジャー バクアゲ44 『届け屋が届かない』
ブンブンジャーの構造がハッキリしたのがバクアゲ44 『届け屋が届かない』。ブンブンジャーの敵、宇宙からの侵略者ハシリヤンとずぶずぶに内通する地球の諜報機関ISAと巨大企業ライトニング・テック。
ブンブラックが勤める警察も、ブンピンクが勤めるバイト先も彼らの圧力に屈し、ブンブンジャーは悪として警察がブラックを追い、バイト先はピンクをクビにします。
その後のバクアゲ47 『届け屋はひとりじゃない』でもブラックは警察に追われますが、それを助けたのは子供たち。ブンブンジャーを痛めつけるライトニング・テックの内藤代表の前でも子供は純粋にブンブンジャーを信じ、応援します。警察・ISA・ピンクのバイト先と上に従う労働者が敵であり、労働者ではなく資産家であるブンレッド・子供たち・フリーの始末屋と調達屋が正義の味方である構造なのです。
ブンブンジャー バクアゲ5 『警察屋はくじけない』
労働者が敵、自由人が味方であるブンブンジャーにおいてキーとなるキャラなのがブンブラック、阿久瀬錠。警察であることを維持しながら、ISAとの連絡係をしつつブンブンジャーとして戦います。これかなりすごい、上の指示や通報だけでなく、自分の意志で悲鳴を聞いて駆けつけるという姿が光っていた。
特撮映画の金字塔、「シン・ゴジラ」の射撃許可のシーンを覚えている方いますでしょうか、ヘリに乗る自衛隊員が射撃許可を得るために、下記のフローで許可を取ろうとしてる間にゴジラに逃げられます。アホかよ。
飛んでるヘリ→
木更津駐屯地のヘリ隊長→
朝霞の東部方面総監部の総監→
市ヶ谷の防衛省の統合幕僚副長→
官邸 統合幕僚長→
防衛大臣→
総理大臣
滑稽だなと思いますが、仕事をしていると大体こんな感じですね、どこかで却下されて説明資料を作り直す。ゴジラの件は射撃方向に人がいたのでしょうがないですね。この後武器の無制限使用が許可されます。さすが総理!
ここで、シンゴジラと比較してブンブラックの変身プロセスをもう一度見てみよう!
ブンブンブースターを取り出す→
ブォン!(ボタンを一回押す)→
ブォンブォン!(またボタン押す)!
ブォンブォンブォン!(またまたボタン押す)!→
バクアゲタイヤ!GO・GO・GO!(変身完了)→
後はいい感じに戦う
仮面ライダーゼロワンのドライバーみたいな外部の許可・承認が不要。これが自由。とはいえ、最後は警察をやめ、一個人として戦いましたね、カッコイイ。
ブンブンジャー バクアゲ3 『運転屋が止まらない』,20『イエスタデイ 椀ス モア』,36『夢へと走る道』
2020-2021期スーパー戦隊『魔進戦隊キラメイジャー』でも、各々の職業を維持しながら戦いを続ける、という姿を描こうとされていましたがコロナウイルスの蔓延で描写が難しそうだったのを覚えています。
4年の時を経てそれを描いたのがブンピンク/志布戸未来。いくつかのバイトを掛け持ちしつつ、ハシリヤンが現れれば「ブンブン抜け」なる制度で一時離脱して戦います。どんだけ理解ある職場なんだよ。(私の今までかかわった職場もどれも非常にフレキシブルな職場でした!)
ヒーロー活動と職業の両立は本当に長いこと東映特撮で描かれてきました。剣、響鬼、デカレンジャー、ボウケンジャー、ゴーバスターズとヒーロー活動が職業なパターン、カブト、キバ、ゲキレッド、キョウリュウレッドとフリーターや野生児。バイト先に理解があるのは鎧武とブンピンクくらい。
しかし最後は未来もISAからの圧力でバイトをクビになります。そして労働ともう一つ、ブンブンジャーで不自由の象徴と描かれているように感じたのは結婚です。
1話と最終話目前で未来が望まない結婚を迫られ、他人にハンドルを持たせられないとして一蹴する。
相手によりますが、仕事をやめ転勤についていき、たくさん稼いでも少しのお小遣いだけ渡され、門限のみならず食事や風呂の時間まで指定され、キャリアや進路に人付き合いにまで口を出されることを考えると、結婚や家族は自分のハンドルを離しやすい行為なのかもしれませんね… 少子化が進む。
ソコに仕事がある限り
ブンブンジャーは自分のハンドルを握る、つまり自由が作品のテーマととらえており、親元を離れたくて高専に行き、好きなものを作りたくてゲームクリエイターになり、自由に働きたくてフリーランスをしている自分にとって、非常に感銘を受けた作品でした。
仕事やボランティア活動における、同意形成の難しさはイノベーションの疎外になっており、ある程度の段階で議論を打ち切り投票に入るDAO/株主総会/理事会は素晴らしいソリューションと思います。
しかし、この分断が進む時代に自由や意思決定の速さを求めるソリューションは一考の余地があります。スタートアップ界隈でも、どれだけ初期にお世話になっても議決権である株は持たせないほうがいい、という考えが主流になってきた気がします。仕事がいやな理由は基本的に人間関係みたいですからね。


画像引用元:株式会社ベクトル,"仕事に行きたくない理由ランキングを発表!3位「やる気が起きない」、2位「疲れが取れていない」、1位は?",https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000008.000112674.html.2025年2月5日閲覧.
範道大也、ブンレッドは資産家だったからこそ、自分の意志でISAやハシリヤンと戦い続けることができました。自分もスタートアップで長崎を盛り上げるVCを作り、お金にならなくても社会に良い活動ができればと思っているので範道大也を目指しFIREするしかありません。
ブンブンジャーはいい作品でした。本当にありがとうございました。
