さつまちらん 鹿児島県産紅茶 ―知覧は紅茶も目が離せない
前回に引き続き、鹿児島の紅茶を紹介する。今回は、薩摩半島にある知覧の緑茶を中心に扱う、仁田尾の知覧茶園が販売している「さつまちらん 鹿児島県産紅茶」を取り上げる。ちなみに「仁田尾」は社長の苗字であり、「仁田尾の知覧茶園」が会社の名前のようだ。
袋を開けると、和紅茶らしい蜜のような香りがしっかりと漂ってくる。茶葉の大きさは、1cmよりやや大きく見えるものもあり、比較的大ぶりな印象だ。湯に抽出してみると、はっきりとした水色になり、香りも一層強くなった。
飲み方としては、茶葉の持つ風味がしっかりと楽しめるストレートがおすすめだ。もしも、何かを加えたいときは、濃いめに抽出してから牛乳を加えるのが良いと思われる。また、こっくりとした味わいの紅茶のため、レモンを始めとする酸味のあるフルーツは、あまり合わないと推測する。
個性的な紅茶ではないので、マリアージュは自由に考えられるだろう。
食事系の場合、シンプルなトーストからエッグベネディクトのように凝った料理まで、好きにペアリングできると思われる。ただ、黒蜜を彷彿とさせるような風味を持つ紅茶であることから、個人的には食事よりもスイーツと合わせることを優先してしまった。そのため、実体験からおすすめできる具体例はない。
スイーツなら、菓子を紅茶がサポートする場合、紅茶の風味とのバランスが取る場合、そして菓子が紅茶をサポートする場合の3パターンが考えられる。1つ目なら、生クリームを使用する苺のショートケーキや、さつま芋を使用したモンブラン等が良いだろう。2つ目としては、フィナンシェやクッキーがいい。そして3つ目の場合なら、和風の干菓子がおすすめだ。個人的には2つ目のパターンとしてシンプルなシュークリーム、3つ目の合わせ方として干菓子と合わせたところ、どちらも良かった。
冒頭でも書いた通り、仁田尾の知覧茶園は、緑茶をメインに扱っている。私はついつい紅茶党で緑茶は後回しになりがちなのだが、こちらはきっと緑茶も美味しいはずだ。また、一口に緑茶と言っても、複数の種類があるので、悩む楽しみもあるだろう。緑茶と紅茶を問わず、知覧のお茶に興味があるなら、ぜひチェックしてみてほしい。
参考文献
(2026年4月17日21時3分閲覧)

