【アマノ文筆クラブ】本日は人柄もよく|800字#62
「あの人柄いいよねー。」
平日の休み。喫茶店でクリームソーダを飲みながら、友達のサナがふと呟く。
「あの人、サナ知ってる人なの?」
入店したのは私の知らない男の人。サナと彼の間をキョロキョロとした。
「え?あの人の服の柄がいいねってことだよ。ナオちゃんウケる。」
サナはケラケラ笑った。
柄か。なんだ。
と、私も笑う。
よく見ると、スカルの柄がプリントされてる…?
鼻ピアス2つに銀色の髪…。
私と世界が違う気がしてならない。
「へぇー、サナってあんな柄好きだったんだ。」
「好きっていうか、あの柄普通にお洒落じゃん。そんで、ああいう感じの人って結構と礼儀良い人多いよね。」
「まぁ…でもさ、めっちゃチャラそうな人が、ゴミを分別してると少し感動するみたいな、ギャップ萌え感覚なんじゃない?」
「あーね、まぁそうなのかなぁ。」
サナは少しのけぞる。
ふと自分の左、通路側に気配を感じた。
スカル柄が見えた。
「すみません。これ、お姉さんのですか?」
差し出されたのは、落ち着きのある声と、私が持ってきた同じ柄のハンカチ。
通路側のテーブル隅に置いていて落ちたのだ。
「あ…そうです!ありがとうございます。」
受け取ると、男の人はスッと斜め向かいの席に座った。
凛とする座り姿勢を見て、どんどん私はスカルに侵食されていく感覚になった。
「すみません。プリンアラモードと、ウインナーコーヒーをお願いします。」
再び落ち着いた声を放つ。
…ってか、ナンダソノめっっちゃ甘々な組み合わせ!!
サナが何かボソボソ言ってくるが、スカルが気になり、耳の前で遮断される。
スカル=怖い、世界線違う、悪い?
でもこの男の人はそれを着ているのに、悪いどころか爽やかで…。
私の感覚が葛藤している。
「おーいナオちゃん。聞いてる〜?」
「ん…あ?あ!ごめんごめん!」
テーブルに甘々が揃うと、男の人は甘々の前に腕を上げ軽く前屈した。
パンっ
「いただきます。」
瞬間、私はスカルに脳天を突かれた。
800文字
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アマノ文筆クラブに参加させていただきました!7回目の参加です✨
ちょっと思いつかなかったので、少しお題からズレてるかもしれません…🙏
私スカル柄似合わないんです。
福袋のTシャツにスカル入ってたので着たことあるけど、それだけ。
それは「スカルー!」って感じでもないお洒落な柄だったんで着てはいました。
🔽前回の投稿分はこちら💁♀️
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