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サウジの友達が教えてくれた、日本の“歓迎”という文化

「今から日本行きのフライトなの。」
アルマハから突然メッセージが届いた。

今年、サウジアラビアから来日する友達はこれで2人目だ。
そして不思議と2人とも“突然”やってくる。
前回、万博の仕事で来たノラも「来週あいてない?」という軽さだった。
今回のアルマハもそう。しかも15年ぶり。

ノラもアルマハも、私たちはスイスで知り合った。
2009〜2010年のあの頃、私はスイスに滞在していて、
アルマハは私より少し前にスイスへ渡り、BBA(経営学士号)を取得していた。
そういえば日本ではいつからBBAを“ばばあ”と言うようになったのだろう。
そんなことを思いながら、突然の来日の知らせにふっと笑った。

京都でしか時間が合わないという現実

とはいえ、急+東京メインの滞在。
大阪在住の私とは、なかなか簡単に会えない。

外国の友達に “I’m from Japan” と伝えると
高確率で「Tokyo?」と返ってくる。
私は大阪に住んでいる。

本来なら東京まで会いに行くのもよかったけれど、
彼女の予定を聞くと、唯一合うのは“京都へ移動する日”だけだった。
しかもびっしりスケジュール。

それでも会えるだけで十分。
京都のホテルのバーで落ち合うことにした。


せっかくの京都。まずは車折神社へ

せっかく京都へ行くなら、前から行きたかった車折神社へ。

西院でひとりカオマンガイを食べて、

嵐電に乗ると


私以外は全員外国人で驚いた。
このローカル線を乗りこなすなんて、すごいなぁ。



推しの良席祈願も兼ねて参拝し、芸能神社にも寄る。

芸事とは違うかもしれないけれど、
これから始まるBASIピラティス養成コースの成功もお願いした。

御朱印帳も大好き


みんなと助け合って頑張れますように、と。


神泉苑、御朱印帳が満了する

待ち合わせ場所の二条城近くへ向かう途中、少し早く着いたので神泉苑へ。

そこで、私の御朱印帳がついにいっぱいになった。
コロナ禍で始めた御朱印巡りも気づけば5年目。
集めた御朱印がずらりと並ぶのは、ちょっと嬉しい。

歩いていると「兎珈琲」という可愛い店を見つけ、

大宰府や伊勢にもあるんだって


チャコールラテを一杯。


店内のあちこちにうさぎ。


うさぎだるま、買ってもよかったかも。

ザ・ミツイ・キョウトへ。15年ぶりの再会

そして、アルマハが泊まる「ザ・ミツイ・キョウト」へ。


重厚で、お城のような外観。

バーまでの廊下


——あぁ、確かに彼女が好きそう。

女性スタッフは着物姿で、丁寧に案内してくれる。
バーの席をお願いし、少し待つことに。
アルマハは新幹線を2本ほど乗り遅れていたらしい。
自由だ。悪くない。

やがて、アルマハが到着した。
京都まで2時間以上かかったはずなのに、
15年ぶりの彼女は変わらず明るくて、まっすぐだった。

彼女はコロナ前までサウジアラビアのリッツカールトンで働いていた。
けれど、コロナ禍とお父様の逝去が重なり、
今は犬2匹と暮らしているという。

私はお父様のことを別の友人から聞いていた。
スイス時代に会ったこともある。
アルマハは私が知る中東の友人の中で唯一、
いわゆる“一夫多妻制・四人の妻をもつ家”で育った子だった。
妹も同じ学校にいたけれど、お父様が亡くなってから家族はバラバラになり
もう何年も会っていないらしい。

一家の長が亡くなると、こういう形で変わってしまうのだろうか。
そう考えると胸がきゅっとした。

「日本は歓迎してくれる国だね」

アルマハは興奮気味に、日本の素晴らしさを語ってくれた。

特に感動したのが、店に入ると
「いらっしゃいませー!」と大きな声で迎えてくれること。

「Welcomeって感じが大好きなの」
そう言って笑う。

彼女の大好きなNOBUもそうだけど、
日本では帰る時もスタッフ全員が「ありがとうございました」と声をそろえる。
その文化そのものが“嬉しい”のだと言っていた。

——あぁ、彼女の目には日本がこんなふうに映っているんだ。

私にとって日常の当たり前が、
誰かにとっては特別で、温かいものなんだと思った。
なんだか私まで嬉しくなった。

短い時間でも、会えたことが特別

会えた時間はとても短かった。
でも、会えて本当によかった。

アルマハの友達が撮ってくれたました

自分がスイスにいたことも、
遠い国の友達が「会おうよ」と旅の最中に声をかけてくれることも、
決して当たり前じゃない。

だからこそ、大切にしたい。
思い出も、友達も、全部。

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asaparis journal 旅の記録を趣味でゆるく綴っています。 もし何か感じてもらえたら、コーヒー代ぐらいの気持ちで 応援していただけると嬉しいです。

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