整えながら、生きていく
身体に入れた薬の影響が気になったわたしは、抗がん剤の排毒を意識した療法をいろいろと試すことにしました。
初めの頃は、
たくさんのサプリメントや食事療法、
マッサージ、温熱療法、
ちょっと怪しいと言われる治療法まで、
気になるものは全て試してみました。
整える暮らしに舵を切ってしばらくすると、治まっていたリウマチがまた再発してしまいました。
東京で両ひざが腫れあがって歩くこともままならなかったのが、
抗がん剤治療を受けたことで、
リウマチは一時的に抑えられていただけでした。
リウマチの再発は
以前は両ひざでしたが、今度は両手首に痛みが移り、手が思うように動かせなくなってしまいました。
こうなると本当に何もできない、何もするなと言われてしまったようで、初めの頃はとても落ち込んでしまいました。
けれど、体内に残っていた抗がん剤の排毒が進んできた証拠でもありました。
昔から人に何かを頼むことが苦手で
多少の無理をしてでも、
一人で何でもできていたわたしの武器は、繊細で力強い器用な両手でした。
わたしは自分を顧みず、とにかくがんばれば何でも一人でできると過信して生きてきたように思います。
両手という武器を失くし、これまでの独りよがりな生き方から、もっと平和に、もっと人に頼る生き方にシフトチェンジする流れに入ったのかもしれません。
ここまできて、やっとわたしは自分の身体を大切にするという本当の意味がわかってきました。
それでも、家族からはもっと頼る訓練をするように言われてしまいます。
痛みの強い日は
落ち込んでしまうこともありますが、わたしの心はとても穏やかになりました。
痛みがあるからこそ、自分を大切にして身体を丁寧に扱おうと思います。
それも、訓練中です。
