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第49記|上手くできなくて、嬉しかった

悔しい。

朝6時過ぎ、
冷たいすきま風が、
アラームより先に起こしてきた。

ああ、、

昨晩はなぜか暑く、
風を、感じたかったのだ。

少しだけ、感じすぎたか。
お腹を触ると、凍っていた。

よく見ると、ペンギンの家族がいる。

寝る直前は、
シャワーを浴びたせいで、
身体が火照っていたのだ。

今思えば、別に、気温は暑くない。

もうすぐ30年も経つのに、
未だに騙される。

まったく、いつまで子どもなのか。

若いのは、見た目だけで良い。
頭には、しっかり、
歳をとってもらいたい。

語学学校はいつも、
13時には授業が終わる。

大切なのは、座学じゃない。放課後。

友だちがいるかどうか、
英語の上達は、グンと早まる。

実践が、人を変える。

やはり、
知っていることと、
できることは、違うのだ。

とにかく話す。
ひと通り、うわべの会話も終え、
ずいぶんと深い話まで。

もはや家族構成や実家の位置、
1人でいると、つい踊る癖まで。

あらゆる情報が、筒抜けになる。

相手がスパイだったら、
私は、いつ居なくなってもおかしくない。

でも。会話をしたい。

英語上達のために、
命を、賭ける。

まだお金すら、賭けたこともないのに。
とんだギャンブラーである。

もちろん、上手く話せない。
知らないことがたくさんある。

ただ。

下手くそだから、
一生懸命に話すから、
絆は、その分 深まっていく。

上手くはできない。
だから、気持ちが、出てくる。

そんな前のめりを、
互いに感じる。

子どもの頃は、
自然と、できていた気がする。

上手くやろう。
上手くやらなきゃ、
失敗は恥ずかしい。

そんな、自分にかけた言葉が、
案外、足を引っ張っていたのかもしれない。

2026.5.23、14:54🇨🇦
ある男。

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