22,子供と父親、母親、祖父母との距離はそれぞれ違う<2>
私たちは胎児のときに、母親と肉体がつながっていました。
母親と子供の関係を、かわうそ先生は「地続きの関係」と呼びました。
では、そのような関係の母親には、どんなあいさつをするよう指示されたのでしょう。
●母親は子供に「気持ちの安心」を与える存在
かわうそ先生によると、母親は子供をいつくしみ、子供は母親から「気持ちの安心」を受け取るのだそうです。
かわうそ先生の説明は、父親とは「理性」や「知性」中心のつながり、母親とは「気持ち」中心のつながりである、ということだと私は理解しました。
そして、一般に子供と母親のほうが、子供と父親よりも関係が近いと私が感じるのは、一緒に過ごす時間が長いからというだけでなく、つながり方が違うからなのか、と納得しました。
「社会性の対象」は「気持ちの対象」よりも距離が遠くなります。
●母親に対する「あいさつ」のしかた
正直に言うと、母親へのあいさつについて、先生の言葉をそのまま正確に再現できる自信はありません……。
ただ、「こういうことだ」という要旨の理解は残っています。
母親に対しては、
「好きです」
「愛しています」
「あなたに会えて嬉しいです」
という気持ちを込めて、笑顔で
「おはよう!(ニコニコッ)」
「おはようございます!(ニコニコッ)」
と、親愛のあいさつをしてください、ということです。
父親に対して社会性で行う、学校の先生に対するようなあいさつとは全然違いますね。
もちろん、無視されても、バカにされても、自分勝手に、一方的に、という指示です。
これが毎日家でできていれば、家の中の環境が今よりも悪くなるということは、まずなさそうです。
そして家の外という本番のステージでは、とても楽にあいさつができるようになります。
ただ、家で一方的にあいさつをするのは、家族との関係をよくするとか、魅力的になるということよりも、もっともっと重要な意義があると私は心から実感しています。
これについては、また別の記事で書きます。
