暮らしを提案すること
私が働いているのは工務店です。
一般的に工務店の仕事は「家をつくること」と思われているかもしれません。
もちろん、それは間違いではありません。
でも、私がやっている仕事は、少しだけ違います。
私の仕事は、「暮らしを提案すること」です。
暮らし方は、本当に人それぞれです。
たとえ同じ敷地に、同じ間取りの家を建てたとしても、そこに住む人が違えば、暮らしはまったく違うものになります。
家族構成も、趣味も、職業も違う。
大切にしたい時間や、こだわりも違う。
だから、正解はひとつじゃない。
そんなふうに考えると、この仕事はとてもおもしろいと感じます。
「おもしろい」なんて言ったら、不謹慎に思われるかもしれません。
でも私は、この“ひとつとして同じにならない”ところが好きです。
正直に言うと、人付き合いは得意な方ではありません。
それでも、
自分たちの暮らしにちゃんと向き合って、
「どうしたらもっと豊かに暮らせるか」を考えているお客様とお話しする時間は、とても好きです。
きっと、そういう方たちはみなさん、前を向いているからだと思います。
これからの暮らしをよくしたい。
自分たちらしい幸せをつくっていきたい。
そんなふうに、前に進もうとしている。
その前向きなエネルギーに触れているから、
私もこの仕事が好きなんだと思います。
家をつくる仕事の中で、
暮らしを一緒に考えていくこと。
それが、私の仕事だと思っています。
