連弾は、大人のピアノ練習に有効
画像:谷垣博子
♩1人で弾くのと連弾は違う
今日、1ケ月ぶり、2回目のフォーレ「ドリー組曲」Ⅰ~Ⅲの音合わせをしました。
私はプリモで、同じ先生に習っている音大卒の女性はセコンド。こちらからお願いした連弾なので、迷惑をかけてはいけないと思い、この1か月、自分の曲の練習に加え、この連弾もそれなりに練習しました。まあ、何とか止まらずに、相手と合わせることはできるかなというくらいには弾けたと思っていました。
今朝、ピアノスタジオで音合わせしてみたら、ダメ。何がダメか。
前回の反省を活かし、メトロノームでテンポやリズムを直したつもりでしたが、やはり違っていました。
連弾パートナーからは、リズムがあっていない箇所や、スタッカートの連続のときに突っ込み気味でテンポが速くなることについて、冷静な指摘。
はい、その通りでした。やはり、基本が違います。私は、自分のパートを弾くのに一生懸命で気がつきませんでした。
ソロ演奏と連弾との違い。
一人で弾いている時は、右手のテンポが不自然にゆらいでも左手で調節してしまいます。右手のメロディーに合わせて、左手が細かい伴奏を奏でることが多いので、リズムがおかしいと気づきます。
連弾だと、プリモが勝手にテンポを変えてしまったり、リズムが間違っていたりすると、上声部と下声部の響きが、ずれてしまって合いません!
オーケストラの楽器奏者は、合奏に慣れている
アマチュアでクラシックピアノを弾いている人は、ほとんど一人で弾いています。そのため、ともすれば、独りよがりの演奏に満足してしまうことがあります。
オーケストラやブラスバンドの楽器奏者は、他人と合わせて弾くことに慣れています。もし、テンポが周りとあっていなかったり、リズムがおかしければすぐに気がつくし、「しっかり合わせろ」圧力もかかることでしょう。
今回、2回目の連弾音合わせでうまくいかなかったことで、かなり落ち込みました。セコンドに比べれば、プリモの譜面はかなり技術的には易しいのですが、余裕がありませんでした。
セコンドの人が弾くと、テンポやリズムが正確なだけではなく、和音がキレのあるしっかりした響き。違う…
いや、日本でトップレベルの音大に合格するために、どれだけ練習したかわからない人と、比べること自体失礼というものでしょう。長年、しっかしした指導を受けて弾きこんでいる人の演奏は、やはりタッチから違います。
練習計画立てなおし
落ち込みはしたものの、まだ時間はあるし、本番で不本意な演奏をしたわけではありません。
もう一度、基本から練習計画を立て直すことにしました。
Ⅰ 子守歌 アレグロ・モデラート ホ長調 4分の2拍子
・メロディーを、自然に歌えるようにする。
Ⅱ ミ・ア・ウ アレグロ・ヴィーヴォ へ長調 4分の3拍子
・テンポ、リズムをしっかりつかむ。
付点二分音符=70の速さで練習していたが、特に休符の入った後の音が
ずれていた。正確にテンポ、リズムを押さえるため、速度を付点二分音
符=60の速さに変更。さらに♩=180にして、確実に拍を合わせる。
・打鍵ミスをなくすために、適切な指使いを覚えさせる。
・右手左手がユニゾンの時は、音がずれないようにする。
・スラ―とスタッカートの切り替え、休符を明確に意識して弾く。
Ⅲ ドリーの庭 アンダンティーノ ホ長調 4分の3拍子
・スラ―がかけられているフレーズの切れ目をしっかり押さえる。
(セコンドに、入り方がわからないと言われた)
・アルペジオ部分は、セコンドのメロディーを引き立てる意識で。
全体的に
・芯のある音で響きを出しながら、自然に歌えるように練習する。
右手、左手、別々に弾いてみる。
・セコンドの響きをしっかり聴きながら、一つの音楽として溶けあうように
する。
・お互いが心地よいと感じられるテンポ感で弾く。
レベルは全然違いますが、ピティナ特級のセミファイナルの課題の一つに、
モーツァルトのピアノ四重奏曲第1番ト短調をプロで活躍している弦楽器奏者と弾くというのがありました。コンテスタントの一人がピアノを弾いたとき、弦楽器奏者の人たちも演奏にノッテいる印象で、音楽がどんどんどんどん前に進んで聴いていても心地よい演奏でした。(そのコンテスタントはファイナルでもいい演奏をしたようで、優勝しました。)
私も連弾で目指したい理想のカタチはそこです。
今後の練習は、12月初旬に三回目の音合わせ、その後、ピアノの先生に二人の連弾の演奏をみてもらう、そして、12月下旬に発表会。
40代、50代の人たちに比べても、私が上達するには時間が2倍、3倍とかかるので、12月下旬はすぐ来てしまいます。
酒を少し!控えつつ、集中した練習をしていきたいと決意を新たにしました。
