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eスポーツコミュニティ大会に協賛する価値はあるのか?~マーケ的視点で~

お久しぶりです!
TsuCre代表の大矢です!

私たちTsuCreでは、FPSプレイヤー向けAI解析・コーチングソフトウェア「Thumaster」を開発しております。

Thumaster α版の画面


私たちTsuCreは先日、ゲーミングチームのMinerva様とスポンサー契約を結びました。

この繋がりを元に、先日Apexのカスタム大会に初めて協賛として協力させていただきました。具体的には賞品として、コントローラーもしくはマウスを出させていただきました。

こちらのカスタムへの協賛は、私たちのプロダクトやブランドを多くの人に知ってもらいたいという気持ちがありながらも、私自身が主催側にあまり回ったことがなかったので、半分テストという気持ちもありました。(それ以外にもMinerva所属の方々と仲良くさせていただいていたので、それへの恩返しという気持ちもあります!)

カスタム自体はとても盛り上がっており、結月ねむたさんの3周年記念をみんなでお祝いすることができたと思います!
(盛り上がったのは、こちらとしても嬉しい!)

ただ、同時にマーケティングという目線だけに立った時に、Apex Legendsをはじめとしたカスタム大会に協賛・スポンサーする意味はあるのだろうかという疑問が湧いてきました…!

私自身、デジタルマーケティングはそこそこやったことがありますので、その経験を元に考えてみたいと思います。
(実はMeta広告の資格持ってます…!)(デジタルマーケのご相談も乗ります笑)

ぜひ、今後外部からスポンサーや協賛を集めて、大会を開いたりチームの運営資金にしたいと考えている方がいましたら、参考にしてみてください!

それではいきましょう!

大会協賛の競合はどこか

みなさん、ゲームと関わりの深い経営者や、プロダクトのマーケティング担当者になったつもりで考えてみてください。
自分のプロダクトや社名・ブランドを多くの人に「認知してほしい」、あるいは「実際に購入してほしい」と思ったとき、どのような手段を使うでしょうか。

もちろん、一人ひとりにビラを配って宣伝する、といったやり方もゼロではありませんが、現実的に一番手っ取り早いのはデジタルマーケティングだと思います。

具体的には、Meta広告(InstagramやFacebook、Threadsなど)やX(旧Twitter)の広告、Google広告(リスティング、YouTubeなど)が代表的な選択肢として挙がるはずです。

私の経験から言うと、「ある程度の予算を出せる」かつ「基本的な広告戦略を組める」状態であれば、これらの広告から顧客を獲得すること自体は、そこまで難しいことではありません。しかも、多くの人に一気にリーチすることができ、「まずは興味・関心層を広げる」という目的に対しては非常に相性が良い手段です。

一方で、今回テーマにしているコミュニティ大会への協賛も、広い意味では同じ「認知を広げる手段」という性質を持っています。

大会に協賛することによって、

  • 協賛告知ツイートでブランド名やロゴが露出する

  • 大会参加者からのフォローや口コミが生まれる

  • 配信やアーカイブを通じて視聴者に名前を覚えてもらえる

といった形で、コミュニティを起点にした認知拡大が期待できます。

つまり、同じ1万円の予算があったときに

  • InstagramやXの広告に課金するのか

  • コミュニティ大会に協賛として参加するのか

という選択肢は、どちらも「認知拡大や商品の購入につなげるための投資」であり、お互いの“競合関係”にあると言えます。

では、実際のところ、どのくらいの効果がコミュニティ大会で出せれば、スポンサー・協賛としての価値が、デジタルマーケティングが生み出す価値に匹敵すると言えるのでしょうか。

カスタム協賛vsSNS広告

ここから議論することは直接的かつ計測できる数値のみを扱おうと思います。

つまり、CPMやフォロワー獲得単価、購入数といったしっかりと目に見えてわかる数値だけを扱い、次のような間接的な価値については扱わないものとします。

  • コミュニティからの好意や信頼

  • 主催者や配信者との関係性

話を具体的に進めていくために、このnoteでは以下の指標を使用します。

  1. インプレッション数
    ・どのくらい目に触れられたか

  2. クリック数
    ・どのくらいサイト訪問があったか

  3. CPM(Cost Per Mile)
    ・広告を表示させるのにどのくらいのお金がかかったか

  4. CPC( Cost Per Click)
    ・一回クリックしてもらうのにどのくらいお金がかかったか

  5. フォロワー獲得単価
    ・フォロワーを1人獲得するのにどのくらいお金がかかったか

では、まずデジタル広告側の基準ラインを考えてみましょうか。

私がこれまでにしっかりと運用したことがあるデジタルマーケティングのがMeta広告(FacebookやInstagramなど)しかないので、それをベースに考えると、

扱う商品によってもだいぶ変わりますが、自分の広告運用の体感で言うと、
CPM 1000~1800円
CPC 50~110円
フォロワー獲得単価 200円
ぐらいだと思います。

そのため、例えば2万円くらいを入れるのであれば、
・インプレッション 13000
・クリック数 200
・フォロワー獲得数 100

くらいになるかと思います

では、今回私が協賛した大会ではどのくらいの成果が出たのでしょうか...?

実際のデータが次のとおりです!

TsuCreのアカウントのデータ


TsuCreのホームページへの流入


自分の個人のアカウントへの流入

以下の数字は全て11/14-16までの合計値です。
カスタム当日にカスタムの告知ツイートがあったので、今回のカスタムの効果はカスタム当日から2日間程度であると見積もってます。また、今回の協賛にあたって大体2万円くらい出しました。

TsuCre公式(X):インプレッション数  64
                           新しいフォロー数 2
         プロフィールへのアクセス数 0
TsuCre公式(Webサイト):PV数 19
Yuki個人(X):インプレッション数 2,996
      新しいフォロワー数 7
                     プロフィールへのアクセス数 24

つまり、今回のカスタムの成果としては以下のようになります。

インプレッション数 3060
クリック数 43 (Web 19 + Xプロフィール)
CPM 6536円(20,000円/(3060/1000))
CPC 465円 (20,000円/43)
フォロワー獲得単価 2222円 (20,000円/9)

(な、なんだと….!全然割に合わない…?!)

Meta広告にぶっ込んだ方が大体5倍くらいマーケティングの成果としてはいいことがわかりました!

eスポーツコミュニティ大会に協賛する価値はないのだろうか?

ここまでの話をまとめると、協賛なんかやめてしまって、大人しくSNSマーケに金を流せという結論になってしまう。

でも、ここで1つの仮説が出てくる

単純にカスタム協賛のポテンシャルを引き出せていなかったのではないか?

そこで、もし今回のカスタムを全力でマーケティングに走らせたら、どうなるのかも考察してみたい。

具体的に述べると、参加者全員がスポンサーのアカウントをフォローし、事業内容やプロダクトを告知するツイートをリツイートする場合を考える。

今回協賛したカスタムの参加者のフォロワー数、そこから考えられるインプレッション、獲得フォロワー数、クリック数を考える。

今回の参加者の方々

私のできる限りで参加者を調べさせてもらった結果、

平均フォロワー数(単純平均) 約6000人
中央値 約1100人
一部の大型アカウントを除いた平均フォロワー数 約1200人

ここから各種数字を推測すると次のようになる。
なお、今回の理想的なケースでは実態の参加者に近い数値である平均フォロワー数1200人を採用する。
また、クリック数のところで使用しているCTR 3%という数値はMeta広告においてもかなりうまく広告が作れた時に出てくる数値なので、かなりうまくいった場合を想定している。

インプレッション:7200 (60*1200*10%)
獲得フォロワー数:132 (60+7200*1%)
クリック数:216 (7200*3%)

したがって、CPMやCPCの値は次のようになる
CPM 2777円 (20,000円/7200)
CPC 92.6円 (20,000円/216)

この数字であれば、かなりMeta広告と同じパフォーマンスと言っても差し支えないのでは…?!

軽くまとめると、Meta広告と同等以上の効果を2万円程度で出すには、
・参加者全員が協賛者をフォローする
・協賛者が告知してほしいツイートを、大会に合わせて参加者が全員リツイートする
(・参加者のYouTubeやTwitchでの配信で主催者の画面を映し、協賛の紹介部分を各配信者のリスナーにも届ける)

結論:協賛の意味を出すには、大会主催者とスポンサーが協力することが大切

今回初めて、Apexのカスタム大会への協賛をやってみた。
正直に述べると、大会自体は全て主催者に丸投げしてしまった。

そのため、主催者にどのようなことを期待して協賛をしているのかなどの目線合わせを怠ってしまった。

もちろん、今回の協賛はマーケティングの意味合いは半分くらいで、それ以外の意味もあった。

しかしながら、今後大会への協賛を行なっていく上では、大会主催者にこうした数字を持ち出しながら、どのようなことをやってもらいたいかをお伝えしようと思う。

また、長くカスタムを開いているところでは、今回提案した事柄は行われている。
例えば、GGTK所属でGALEON認証クリエイターのfps_momochanさんが開催する桃祭カスタムでは、協賛者のアカウントをフォローをお願いしている(多分義務付けている)。

こう言った提案ができるカスタム主催者は協賛やスポンサーも安心できるので、ぜひカスタムを開く際には参考にしてもらいたい…!

兎にも角にも、以下のような結論になりますかね。

マーケティング視点でも、eスポーツコミュニティ大会に協賛する価値はあるが、協賛者と大会主催者との目線を合わせた連携が必須である

拙い文章だったかと思いますが、最後まで読んでいただきありがとうございます!

私たちTsuCreでははFPSプレイヤー向けAI解析・コーチングプラットフォーム「Thumaster」を開発しています!

今後も開発と発信を続けていきますので、X(Twitter)のフォローをお願いいたします!!!!!

それではまた!

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