ワーママが“長く働けなくなる”とき、最初に崩れる順番
0歳4月に復帰したとき、
私は「戻ること」しか見ていませんでした。
でも、働き続けることは、
復帰とはまったく別の問題でした。
気づいたのは少し後。
ワーママが長く働けなくなるときには、
ある“崩れる順番”がある、ということ。
① 体力から崩れる
最初に崩れるのは、体力です。
これは精神論ではありません。
夜泣き
保育園の呼び出し
通勤
家事
仕事
在宅勤務を週2〜3回活用できたとしても、
負荷がゼロになるわけではありません。
移動時間は減る。
でも、境界線が曖昧になる。
仕事も家事も育児も、
全部が同じ空間にある。
気づかないうちに、
「常に動いている状態」になります。
体力が削れると、
判断力も削れます。
ここが最初の分岐点です。
② 次に崩れるのは、罪悪感
体力が落ちると、
心が不安定になります。
子どもに十分向き合えていない気がする
仕事で以前のように成果が出せない
どちらも中途半端に感じる
ここで生まれるのが、罪悪感。
罪悪感は静かです。
でも強い。
「私がもっと頑張れば」
という思考に変わります。
でも実際は、
構造の問題であることが多い。
③ お金の焦りが加速する
罪悪感と同時に出てくるのが、
「だからこそ稼がなきゃ」
という焦りです。
教育費
老後
住宅
将来の不安
共働き世帯は、
安心のために働いているはずなのに、
安心できない。
ここで、
昇進を急いだり、
評価を取りにいこうと無理をしたり。
または逆に、
「こんなに大変なら時短にすべきか」
と揺れ始めます。
お金の焦りは、
設計がないと拡大します。
④ 比較で自分を削る
SNSを見ると、
余裕のあるワーママ
キャリアを順調に積む人
投資も育児も完璧な人
が目に入ります。
ここで出てくるのが、
もう一つの揺れ。
「私は遅れているのでは?」
そしてここでよく出てくる言葉が、
マミトラ。
マミートラック。
出産後に昇進コースから外れること。
この言葉に、
過剰に反応してしまう瞬間があります。
でも、本当に怖いのは
マミトラそのものではなく、
自分の設計がないまま、
流れに乗ってしまうこと。
⑤ 最後に崩れるのは「設計」
体力が削れ、
罪悪感が積もり、
お金の焦りが増え、
比較で揺れる。
そして最後に気づく。
私は、
“長く働く設計”をしていなかった。
復帰の覚悟はしていた。
でも、
10年続ける設計はしていなかった。
続けることは、気合ではない
私はもともと仕事が好きです。
だから続けたい。
でも好きだけでは、続きません。
特に、
夫に持病があり、
長期的にキャリアを維持したいと考えるなら、
なおさら。
続けることは、
根性ではなく構造。
働き続けるには、順番がいる
投資のとき、私は順番を守りました。
生活を確認し
目的を決め
リスクを整理し
その後に商品を選ぶ
働くことも同じではないか。
本当は、
生活の余白を作る
続ける理由を明確にする
お金の安心ラインを決める
その上で役割や昇進を考える
この順番が必要だった。
でも多くの場合、
昇進や評価から考えてしまう。
だから崩れる。
マミトラより怖いもの
マミトラに乗ることより怖いのは、
自分で選んでいないこと。
周囲に流される
焦って決める
体力限界で辞める
これが一番、後悔につながります。
私が気づいたこと
長く働けなくなるのは、
能力不足ではなく、
順番不足。
体力を無視し、
不安を放置し、
お金を焦りで見て、
比較で揺れる。
この流れを止めるには、
設計がいる。
最後に
ワーママが長く働くことは、
簡単ではありません。
でも、
難しいのは“働くこと”ではなく、
設計なしに働き続けようとすること。
次は、
「共働き・子育て世帯が“10年働き続ける”ために、私が決めた順番」
について書こうと思います。
