適材適所。人に頼ってもいいのかもしれない。
「私はクレーム対応が得意です。」
私としては衝撃的とも言える発言を
堂々と、しかも生き生きと語る
そのまなざしにあっぱれ!と言いたくなった。
園で行われるバザーの打ち合わせをしている時だった。
保護者主催のバザーに
いちゃもんをつけてくる保護者もいるという。
「列の進みが遅い」
「値段高くない?」
「いい物なくなってるんだけど」
毎年寄せられるこのような声に対策するため
案を出し合っていたときだ。
1人の女性が
「私たちは店員じゃないし、買いにくる人も
お客じゃない。
つけあがるようなことを言ってくる人がいたら
私が対応します。」
聞けば、彼女はこれまで
長年アパレル店員として働いてきた経験があり
そういったトラブル対応には慣れているという。
それだけでなく、自分の意見をはきはきと
自信を持って話す姿は
きっと持って生まれた天性のようにも思った。
この時私は心の中で
「適材適所」
って本当にあるんだなと思った。
クレーム対応という
誰もが避けたいようなことも
得意です!と胸を張って言える人がいる。
やりがいを感じているかのように。
反対に私は、
どんなに理不尽なことを言われていようと
その場で怒っている人に物申すなんて
びびりすぎて腰がひけてしまう。
それでも、会場の細かい抜けに気付けたり
困っている人へさりげない配慮ができたりと
私だからこそできることもきっとあると思う。
誰かひとりが無理をしたり
責任を負ったりするのではなく
それぞれがやりがいを持って
心地よくできることを
頼りながら頼られながら
力を合わせてやっていくことができたら
よりスムーズに社会は回っていくんじゃないかなぁと
思えた出来事でした。
自分に自信もないし
人に頼るなんて大の苦手だけど
少しずつ、相手を信じて
頼れるようになっていきたいなと思います。
