キラキラ靴で、はじめの一歩。|家族エッセイ#83
本日から、長男は小規模保育園を卒園し、
大きな保育園へ移行しました。
これまで10人ほどだった園児数は、
これからは30人規模に。
場所も違う。
人も違う。
先生も違う。
数日前から、
「次は本園さんに行くの」
と本人なりに理解している様子でした。
少し前は「嫌」と言っていたけれど、
ここ数日は特に大きな拒否もなく、
「行くの」と淡々と口にしていました。
そして当日の朝。
小規模保育は、
アパートの一室。
玄関を開ければすぐ教室、
先生の顔も、子どもたちの声も、すぐそこ。
でも今日からは違う。
玄関でお別れ。
その先には、大きな螺旋階段。
ママは、そこで見送るだけ。
見えない。
様子が分からない。
だからこそ、余計に不安。
でもね。
昨日、ママとお出かけして
髪を切って、
かかとがピカピカ光る靴を買いました。
その靴が、今日の主役。
玄関で先生に
「光るんだよ、これ!」
と何度もかかとを見せるあおくん。
先生も
「わぁ、すごい!かっこいいね!」
もう、ルンルン。
そしてそのまま、
颯爽と階段を上がっていきました。
大丈夫かな。
急に人も多いし。
困ってないかな。
見えない分、ママの方が不安。
でも、振り返らずに上がっていく背中を見て、
あぁ、たくましい。
と同時に、少し寂しくて、少し誇らしくて。
本当は親が不安な顔をしちゃいけない。
不安はうつるから。
でも今日は、ママの方がちょっとドキドキでした。
慣れるまでに泣いてしまう子もいる中、
キラキラ靴を履いて、
大きな荷物を抱えて、
階段を上がっていったその姿。
なんだか、感動。
帰ってきたら、どんな話をしてくれるかな。
不安もあり、
楽しみもあり、
また一つ大きくなる長男を感じた一日。
にしても、
あのキラキラ靴、買ってよかった。
テンション爆上がり。
子どもの「小さな自信」って、
こういうところから生まれるのかもしれない。
