肩こりと五十肩の関係|五十肩がイヤなら肩こりは放置しない
こんにちは、ありちゃん先生です。
はじめに
「肩こりくらいなら仕方ない。」
そう思っていませんか。
一方で、「五十肩にはなりたくない」と考える方はとても多いものです。
先日、五十肩について詳しく解説したnoteを書きました。
「五十肩ってどんな病気?」
「どんな症状が出るの?」
「放っておくとどうなるの?」
という方は、まずこちらのnoteをご覧ください。
今回は、その五十肩を少し違った視点からお話しします。
肩こりと五十肩は、医学的には別のものです。
肩こりは「症状」
五十肩は「疾患」
であり、同じ病気ではありません。
しかし、私は日々の臨床の中で、五十肩の方の多くに慢性的な肩こりや肩甲骨の動きの悪さがみられることを数多く経験してきました。
そのため私は、五十肩は肩こりの延長線上にあることが多いと考えています。
もちろん、すべての肩こりが五十肩になるわけではありません。
それでも、「肩こりだから仕方ない」と放置してしまうことで、将来の肩のトラブルにつながる可能性はあると感じています。
今回は、私がそのように考える理由について、臨床で感じていることも交えながらお話しします。
肩こりと五十肩は別物
まず知っていただきたいのは、肩こりと五十肩は同じものではないということです。
肩こりは「症状」であり、首や肩まわりの筋肉の張りや重だるさ、痛みなどを指します。
一方、五十肩は肩関節に痛みや可動域の制限が生じる「疾患」です。
つまり、医学的には別のものとして考えられています。
しかし私は、この二つがまったく無関係だとは考えていません。
五十肩は肩こりの延長線上にある
私の臨床では、五十肩で来院される方の多くに、以前から慢性的な肩こりや肩甲骨の動きの悪さがみられます。
そのため私は、五十肩は肩こりの延長線上にあることが多いと考えています。
肩こりを放置すると、肩関節周囲の軟部組織(筋肉や筋膜など)の柔軟性や滑走性が少しずつ低下し、肩甲骨や肩関節が本来の動きを発揮しにくくなることがあります。
その状態が長く続くことで、肩関節への負担が積み重なり、将来的に五十肩のリスクを高める可能性があると、私は日々の臨床を通して感じています。
すべての肩こりが五十肩になるわけではありません。
糖尿病などの代謝異常や加齢など、さまざまな要因が重なって発症するケースもあります。
それでも、「肩こりくらいなら仕方ない」と放置するのではなく、身体からのサインとして受け止めることが、将来の肩の健康につながると私は考えています。
臨床で私が施術中によく感じること
私は施術の中で、腕を軽く牽引しながら肩甲骨の動きを確認します。
肩甲骨の動きに問題が少ない方は、肩関節周囲の軟部組織が自然に伸びるため、肩甲骨は比較的安定した位置を保ちます。
一方で、慢性的な肩こりがある方では、軟部組織の柔軟性や滑走性が低下しているため、十分に伸びきれず、その代償として肩甲骨が動くことが散見されます。
私は、そのような所見がみられる方には、
「肩甲骨の動きが少し悪くなっていますね。今のうちからしっかり動かしておきましょう。」
と、注意喚起を徹底します。
肩こりは身体からのサイン
肩こりは、多くの方が「よくあること」「仕方がないこと」と考えがちです。
しかし私は、肩こりは身体からのサインの一つだと考えています。
もちろん、肩こりがあるから必ず五十肩になるわけではありません。
それでも、肩こりを放置することで、将来の肩のトラブルにつながる可能性はあります。
だからこそ、五十肩になってから慌てるのではなく、肩こりの段階で身体を見直すことが大切だと私は考えています。
まとめ
肩こりと五十肩は同じものではありません。
しかし私は、日々の臨床経験から、五十肩は肩こりの延長線上にあることが多いと考えています。
「肩こりだから仕方ない」と我慢するのではなく、「身体が出しているサインかもしれない」という視点を持つことが、将来の肩の健康につながるかもしれません。
また、肩こりの原因や改善方法については「肩こり辞典」シリーズで詳しく解説しています。
さらに、身体全体のつながりから肩こりを理解したい方は、「臨床で読み解くアナトミートレイン」シリーズもおすすめです。
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