εpsilonΦの誕生花を詠む
かつて公式アカウントより公開されていた誕生花・花言葉の設定に基づき、短歌でキャラクターを表現してみる記事、εpsilonΦ!編です。
本記事における引用について
制作にあたり、旧・株式会社アルゴナビス公式Twitter(現在はアカウント削除済み)にて発信された情報を、短歌の背景・考察の根拠として引用しています。現在は閲覧困難な資料であるため、創作を通じた記録として記述いたします。
1. 宇治川 紫夕
【短歌】
持たされた星が手のひら傷つけて玉座へ運ぶやわらかな毒
【ひとこと】
サワギキョウは、その端正な姿の裏に毒を秘めています。自分を救わなかった才能を抱え、他者の絶望を喰らいながら玉座に向かう少年の輝きを詠みました。
【典拠】
誕生花:サワギキョウ / 花言葉:特異な才能
2. 二条 遥
【短歌】
いさぎよい別れは何を守るため? 石ころかくす白い花びら
【ひとこと】
朝に咲き、その夕方には落ちるナツツバキ。その潔さはまさに「はかない美しさ」ですが、一方で諦めの心境を感じさせます。わずか一日で散る白い花に、隠されたものを考えながら詠みました。
【典拠】
誕生花:ナツツバキ / 花言葉:はかない美しさ
3. 二条 奏
【短歌】
これ以上壊れることがあるのなら潰してみたい白い花びら
【ひとこと】
夜に濃厚な香りを放ち、人々を惑わせるといわれたチューベローズ。兄と同じ白い花を愛でながら、壊れていく過程にさえ「快楽」を見出す。純白の花びらを指先で蹂躙するような、加虐性を表現しました。
【典拠】
誕生花:チューベローズ / 花言葉:危険な快楽
4. 鞍馬 唯臣
【短歌】
曇りなき瞳に映る太陽は綻んでなお消えぬと知った
【ひとこと】
「太陽の目(day's eye)」が語源といわれるデイジーは「無邪気」さの象徴です。しかし彼の瞳に映る世界はどこまでも無機質。他者の情熱を興味深く観察する、異質な透明感を詠みました。
【典拠】
誕生花:デイジー / 花言葉:無邪気
5. 烏丸 玲司
【短歌】
おもいでは冬の瓦礫に覆われて雨も涙も届かぬ写真
【ひとこと】
寒風の中でうつむき加減に咲くクリスマスローズ。過ぎ去った日々の「追憶」は凍てついた仮面の下にあるが、だからこそ誰も介入できない。深い場所に仕舞い込まれた、彼の原風景を切り取っています。
【典拠】
誕生花:クリスマスローズ / 花言葉:追憶
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