創作大賞2026のビジネス部門へのエントリーに寄せて│丙午(ひのえうま)の遺言
創作大賞2026のビジネス部門にエントリーしています。
エントリーしたきっかけは、ビジネス部門の作品を数多く読ませていただく中で、僕の感覚や信じてきたことは、便利になった分、置き去りになっていないか、と思ったことでした。それに気づいてもらえれば、今まさに組織で悩んでいる人も、これから組織に入っていく人も、もっと良い形で向き合えるのではないか。そんな思いもありました。
世代が違っても、抱えている悩みの根っこは、意外と同じだったりします。同じように感じている誰かがいるなら、その人の後押しになればとも思っています。
僕は自身のことを、組織的なマイノリティだと思いながら仕事をしてきました。だからこそ、異なる視点から組織を見つめることができた。そうした立場から、デジタルを活用しながらも、単なるデジタル化ではない形で、組織の変革に向き合ってきたのです。
日々の人と人との経験のぶつかり合い、経験と経験の掛け合わせ、さらにいうと、人の数だけある一次経験というバックグラウンドがあって、初めて組織は本当に機能するのだと思っています。
そのことを書くには、デジタルの良き特性や効果を表現する力よりも、組織的な癖を感じ取る感性のほうが大事だと思ってきました。
そやから、ワシも書こう。
そう一念発起したのが、この作品を書く動機でした。
経験という日常から生まれる、言語化しにくいものを書こうとすればするほど、エッセイ部門の作品に近づいていくような気がして、悩みました。僕なりにビジネス部門へ寄せて書いてみたのが、このエントリー作品です。
ありがたいことに、少しずつ読んでもらえているので、とても嬉しく思っています。
組織で仕事をしていると、職種や職階、職歴、年齢や世代などによって意思疎通がうまくいかなかったり、時には世代間闘争のようになってしまったりすることもあるのかもしれません。
読み返してみると、言いたかったのは、たまには、その根っこの部分を思い出して、お互いをフラットな仲間として意識してみませんか、ということだけなのかもしれません。
どうすれば伝わるのか。どうすれば身近に起きていることを思い起こしてもらえるのか。僕なりに、そこにこだわって書いてみました。
丙午(ひのえうま)の遺言。お読みいただきありがとうございます。
