その種、増やして大丈夫?登録品種と自家採種の話
本当はこういうビュー目的のようなタイトルや記事は書きたくなかったのですが、
最近、家庭菜園や栽培記録の記事を読んでいて少し気になることが多かったので記事にしました。
気になること、それは
「食べてみて美味しかったので、種を採ってみました。」
「脇芽、新枝を挿して増やしています。」
のような文言です。
昔から当たり前に行われてきたことですし、悪いことをしている感覚はないと思います。
ですが、実はこれ、条件によっては問題になる場合があります。
今回は少しだけ、種のルールについて書いてみます。
まず前提として、現在の日本には「種苗法」という法律があります。
品種登録されている作物(いわゆる登録品種)については、
権利者(主に種苗会社)の許可なく増やすことが制限されています。
ここでいう「増やす」には
・種を採る
・挿し木
・株分け
・脇芽で増やす
といった行為が含まれます。
つまり
「家庭菜園だから大丈夫」
「自分で食べるだけだから問題ない」
というわけではなく、条件によってはNGになる可能性があります。
ただし、すべてがダメというわけではありません。
例えば
・登録期間が終了している品種
・そもそも登録されていない在来種や固定種
・販売元が自家採種を認めている場合
こういったケースでは問題なく行うことができます。
少しややこしいのですが、
現実的な見分け方としては
・F1品種 → 注意が必要なことが多い
・「増殖禁止」などの記載 → 基本NG
・昔ながらの品種 → OKなことが多い
このあたりを目安にすると判断しやすいと思います。
「知らずにやってしまう」
というのが一番多いのではないでしょうか。
誰かを責める話ではなく、
「そういう決まりがあるんだな」と知っておくだけでも十分だと思います。
ただ、登録品種名を書いて、種を採っている等の記事も見かけるので、十分に注意していただければと思います。
なお、品種ごとの扱いは少し分かりづらい部分もあります。
農林水産省の解説ページや、各種苗会社のホームページなどに情報が掲載されていますので、気になる場合は一度確認してみることをおすすめします。
農水省のページはとんでもなく見づらいので、種苗会社のページを見た方がわかりやすいです。
一応、農水省のページの埋め込みです。
再度の説明になりますが、在来種や登録期間が終了した品種については、これまで通り自由に利用することができます。
少し分かりにくい部分もありますが、
「知らなかった」では済まない可能性もあるため、軽くでも目を通しておくと安心です。
わたしも同じく種を採り、挿し木をしている者です。
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