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チビいんこ闘病記1 いきなりの入院!(322日目)



4コママンガ「チビいんこ闘病記1」


4コママンガ「チビいんこ闘病記1」
4コママンガ「チビいんこ闘病記1」


あの松ぼっくりは何事だ


週末のある日、いきなりチビいんこの具合が悪くなりました。

朝はいつも通り、きゃっこら言いながら私の周りを飛び回り、お気に入りのレッグウォーマーの上にとまって愛想を振り撒いていたはずなのに…。


ふと見たら、カゴの中で、これ以上ないくらいに羽毛を膨らませ、まん丸になっていました。
まるで開ききった松ぼっくりのよう
これは変だ!

慌ててカゴを開けて手に乗せると、足がひんやりと冷たいではありませんか。
いつもあったかいアンヨをしているのに、これほど冷たいのは異常です!
さては冷えたのかと、電気ストーブの前に座って、しばらくはチビごと手をあっためることに専念しました。


チビは大人しく私の手にとまったまま、身じろぎもせず、じっとしています。
いっときの松ぼっくり状態からはおさまったものの、やはり身体の羽毛は膨らんだまま。
いつものチビいんこなら、そんなにじっとしているはずもなく、あちこち移動しては突いたりかじったりするはずなのに、目を閉じてうつらうつらして動きません。

所用があったので、チビの見守り&あっためをヤマネさんにお願いして、私は一旦出かけました。



止まり木から落ちたら、最後だ


戻ってきました。
ヤマネさんにチビの様子を聞くと、あいかわらず動かないと言います。

ヤマネさん「あれから全然食べてないし、水も飲まないんだよ。」


チビいんこの様子を伺うと、チビはカゴの中、止まり木にとまって微動だにしていません。
やっぱりうつらうつらしている…。


と、自分で止まり木から降りて、新聞紙を敷いているカゴの床部分にうずくまってしまいました。
どうやらもう、止まり木にとまるだけの力が、足に残っていないようです。



インコに限らず、鳥は止まり木にとまれなくなったら最後です。
実家でインコを飼っていた時も、病気で弱って止まり木にとまっていられなくなり、くるりとぶら下がった後に落ちて亡くなるのを目にした記憶があります。
これは大変だ!!



まさかの病名、そして入院へ


ヤマネさんが調べたところ、以前チビを診察してもらった近所の動物病院は、既に診療時間外となっていました。

ヤマネさん「他に診てくれそうな動物病院があった!
○駅の近くだから、これからチビ連れて、行ってくる!」

急遽、ヤマネさんがチビを連れて、まだ診察を受けつけてくれそうな動物病院へ向かうことになりました。
私は夕飯の支度をしながら、ヤマネさんの帰りを待つことに。


チビいんこは、小さな移動用のカゴに移し替えても、全く暴れませんでした。
いつもの彼なら、羽根を散らかすくらい大暴れして、
「嫌だ嫌だ」
と逃げ回るのを無理やりふんづかまえなければならないというのに、これだけおとなしいのは、もはや異常を通り越してます。命の危機です。


チビいんこのカゴを抱えて出ていったヤマネさんはなかなか戻って来ず、気を揉みながらおさんどんをして待つことしばし。


━━電話だ!

私「もしもし」
ヤマネさん「もしもし。先生にレントゲン撮ってもらったら、腸閉塞だって!」
私「ちょうへいそくうぅぅぅーーー!!?」

ヤマネさん「生きてるのが不思議な状態だって言われた!
ここではこれ以上のことはできないからって、先生に、入院も手術も可能な別の病院を紹介してもらった。これからそこへ向かうところ!」
私「わ、わかった!待ってる!」

チ、チビいんこがまさかの腸閉塞!?
腸閉塞なんてなったらアナタ、そりゃ重篤以外の何ものでもありませんわよ。

さらに待つことしばし。
またもや、電話が鳴りました。


私「もしもし」
ヤマネさん「もしもし。なんか、先生に診てもらったら、腸閉塞もあるけど、肝肥大の方がより重篤だって言われた。
お腹に全然栄養が入ってないし、糞も出ない状態らしいよ。
入院して点滴打つこともできる、打てる手は全て打ちましょうかっていうから、頼むことにした。
万が一のことがあっても文句は言いませんって念書書いて、預けてきたよ。てなわけで、今日から入院デス!これから帰る。」
私「お疲れ様でした…!」


なんと、腸閉塞のうえに、肝肥大…(涙)。
チビいんこは症状重篤につき、入院の運びとなってしまいました。
この夜を生き延びてくれるかどうかさえ、予断を許しません。
なぜ、どうしてこんなことになってしまったのでしょう。今朝まではあんなに元気だったのに…。



電車でがたんごとん、面会へ


あくる翌朝は、祝日でした。

動物病院が開くのを待って電話すると、チビいんこはまだご存命で、面会も可能とのことでしたので、15時の面会予約を取り付けました。
二人して電車に乗って、チビいんこの入院している小動物専門病院へと向かいます。

待合室で待って、名前を呼ばれたので診察室へ向かいます。
先生の前のテーブルには…透明な小さなケージに入ったチビいんこの姿がありました。



ピヨ、と鳴いてくれた!


扉を開けて診察室に入った途端、チビいんこの方でも、私たち夫婦の姿を視認したようです。

チビは、しゃんと首をもたげて、二本のあんよで立ってました!(涙)
目に生気が戻ってるぅ〜!
で、ちゃんとこっちを見て、トテトテと向き直り、
「ピヨ」
と鳴いてくれました!!!(涙)

先生「ほんと、どうなることかと思いましたけど、一晩でずいぶん回復しましたよ。」
ヤマネさん、私「ありがとうございます、ありがとうございます!」
先生「奥さんも、昨夜の様子はご覧になってたんでしょう?それに比べたら、元気になりましたよね。」



私もヤマネさんも、口にはしなくても、今回の面会では、最悪の事態を予想しておりました。
それが、あんなに(たとえ一時の小康状態であったとしても)元気に、黒いおメメに生気を取り戻して、こちらを認めて鳴いてくれたのです。
こんなに嬉しく、ホッとすることはありません。



もう少しだけ、頑張っておくれ


先生の説明では、レントゲンを撮った際に腸閉塞と言われたのは、腸に結石があったためだそう。

ただ、完全に詰まっているわけではないので、便は出た。
ただし、正常な便ではなく、真っ黒な便だった。

つまり、このコを一番に苦しめているのは腸ではなく、もっと上部の消化器の不良だと思われる。
餌を食べてくれれば、その餌に薬を仕込んで治療できるのだけれど、昨晩からずっと観察していたところ、このコは食べても、その後みな吐いてしまっているようだ。
このままだと、家に帰っても、症状が改善するのは難しいと言わざるを得ない。

もう少し入院して、治療方法を探ってみた方がいいように思うのだけれど、どうだろうか?



━━先生の話は、だいたいそのようなものでした。
もちろん、私もヤマネさんも、一も二もなく、さらに入院継続しての治療をお願いしました。
なんたって、チビいんこは、私たちの家族ですもの!


チビいんこったら、こちらばかりガン見しているので、先生に、
「チビちゃん、全然こっちの方を向いてくれないんだな〜」
なんて言われてました。
チビはチビなりに、不安に思っているんだろうな。
でも、頑張ってくれてる!

チビいんこにさよならをして、ヤマネさんと私は、病院を後にしたのでした。




どうかチビいんこの病が、このまま快方へむかいますようにと、祈らずにはいられません。

(続く)

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