見出し画像

チビいんこ闘病記2 ヤマネさんはチビのヒーローに(323日目)

(チビいんこ闘病記1の続きになります。)




<4コママンガ「チビいんこ、退院」>


4コママンガ「チビいんこ、退院」
4コママンガ「チビいんこ、退院」


チビのいない数日間


入院したチビいんこのことは心配でしたが、週末が終わって月曜からの怒涛の勤務が始まっていたため、私はどうにも動くことができずにおりました。

ヤマネさんが定期的に病院に電話を入れて、入院しているチビの容体を聞いてくれました。どうやら病状悪化はしていないようではありましたが、心配でなりません。

何より、腸閉塞で肝肥大、生きているのが不思議な状態だとまで言われたのですから、正直、本復するとはとても思えませんでした。今は小康状態を保っていても、それは一時的なもので、急に悪化してあえない最期を遂げてしまうのではないだろうか、今にも、病院から死亡を知らせる電話がかかってくるのではないのか。

悶々とする一日が過ぎ、また一日が過ぎ…。

それは、ヤマネさんと、
「週末にはチビの面会に行ってこようね」
と約束していた土曜日を明日に控えた、金曜日の夜のことでした。



まさかの帰還!金曜の夜のサプライズ


その日も残業してヘロヘロになり、やっとの思いで家に戻ると、思いもかけず、ピヨっ、と部屋の中から可愛い声がするではありませんか。

「チビいんこっ!?退院してたの!?」

部屋の中に突進すると、いつもの鳥籠のなかに、元気に止まり木にとまったチビいんこが、こちらを見上げておりました。

ヤマネさん「俺、今日、早退けしてチビの面会に行ったんだよ。そしたら、チビはもう移動用のカゴに移されていてさ、『すっかり元気になったので、お帰りになって結構です』って言われたから、連れて帰ってきたんだよ〜」

ええっ!?だって、あんなに重篤な症状だったのに、退院しちゃって大丈夫なのかしら?

いんこ「先生はなんて言ってたの?腸閉塞は?肝肥大は???」

ヤマネさん「レントゲンを撮ったら、もう腸は詰まってないし、○んこも通常のうん○に戻ったし、内臓も元通りだってサ。先生も、なんか知らないけどつまりはフン詰まりだったんじゃないだろうかって言ってたよ。」

肥大していた内臓が元に戻るって、そんなことがあるのかいな。

でもまあ、元気になったのは嬉しいし、めでたいことです!


大きいいんこ、まさかのスルーされる


いんこ「チビちゃあ〜ん!!会いたかったよ〜!」

私は、とりあえず再会の抱擁をしようと、カゴの蓋を開けました。トコトコと出てきたチビいんこが、じっと私を見上げます。

さあ、チビちゃん、私の肩にカモ〜ン!!!!

と、優しく指を差し出す私。

しかしチビは、その私の指をガン無視して、ぱたたた、とカゴから飛び立つと、そのまま私の頭の上を放物線を描いて通過し、後ろにいたヤマネさんの肩へと着地したのでした。

ヤマネさん「おお、そうかそうか、俺がいいのか」
チビ「ピルルルルル(甘え声)」

がーーーーーん!!!!!な〜ぜ〜だ〜!?

チビいんこ、大きいいんこをまさかのスルー!


ヤマネさん、救世のヒーローとなる


そして、なんとも哀しいことに、それからは、こちらが何度優しく指を差し出そうとも、チビは私の指や肩に止まるのは一瞬、もしくはガン無視して通過してしまい、一直線に、ヤマネさんの元へと飛ぶようになってしまったのでした。

ヤマネさん「病院に迎えに行ったらさあ、もうこっちに飛びつきたくてしょうがないって感じだったんだよねえ。チビなりに寂しい思いをしたんじゃないかなあ。」

そう、どうやら、動物病院から救い出してくれたヤマネさんは、チビいんこにとって、救世のヒーローとなったようなのです。チビは、もはや、私などは眼中になく、ひたすらに己のヒーローたるヤマネさんを追い求めるのでした。

(でも私がおやつの袋をガサガサやってるときは、ちゃっかり肩に乗りにくるので、一応視界には入っているらしい…。)

だーかーらー、大きないんこは、連日の残業で迎えに行けなかったんだってばー(涙)。迎えに来るか来ないかで愛情をはかるのは、君、間違っているよチビいんこ〜!!

でもまあ、チビが元通りに元気になってくれて、ホッとしましたよ〜。


追記:英雄崇拝熱、ようやく落ち着く


その後、チビの英雄崇拝熱は徐々に薄れて、今は大きいいんこの肩にも、平等に乗ってくるようになりました。一安心…。

チビがまたうっかりとフン詰まりにならないように、チビの○んこの状態を慎重に見極めながら、毎日を送っているいんこ夫婦なのでした。


いいなと思ったら応援しよう!

アラカンいんこ よろしければ応援お願いします!Adobe税とクリスタ税にあえぐいんこに愛の手を〜。いただいたチップは大切に、noteの活動費に使わせていただきます。