売上は減っているのに、なぜ利益は伸びるのか。オオバ(9765)は“地味な区画整理会社”ではなく、まちづくりとインフラ更新で稼ぐ高収益コンサル株だ2026年5月期 第2四半期(中間期)決算短信


はじめに

オオバ(9765)の2026年5月期第2四半期決算は、数字の表面だけ追うと少し誤解しやすい。

売上高は73億80百万円で前年同期比11.9%減。
一見すると減収決算だ。ところが、営業利益は8億14百万円で同2.9%増、経常利益は9億10百万円で同9.8%増、親会社株主に帰属する中間純利益は6億16百万円で同9.0%増となっている。つまり、売上は落ちているのに利益は伸びている。しかも1株当たり中間純利益は38.72円で、前年同期の35.42円を上回った。配当も中間21円を実施し、期末予想21円と合わせた年間42円予想を当初は維持していた。

この決算の面白さは、まさにここにある。
オオバは「売上を大きく積み上げて利益を取る会社」ではなく、「案件の質と採算を上げて利益を取る会社」に近づいている。実際、売上総利益率は前年同期の28.5%から今中間期は33.3%へ大きく改善している。特に建設コンサルタント業務の売上総利益率は30.8%から33.7%へ上昇した。減収でも利益が伸びたのは、案件ミックスと採算改善がかなり効いているからだ。

しかも、この会社は単なる測量・設計会社ではない。
決算短信では、単一セグメントとして「地理空間情報業務、環境業務、まちづくり業務、設計業務、事業ソリューション業務」を総合的に営む企業集団とされている。実際、受注高の中で最大なのはまちづくり業務で40億67百万円、次いで設計業務29億3百万円、地理空間情報業務22億62百万円となっている。つまり、道路や橋梁の設計だけでなく、土地区画整理、都市再開発、地図・測量、環境、事業代行まで広く手がける“都市とインフラの実装会社”と見る方が本質に近い。

ここから先は

8,897字
この記事のみ ¥ 300
Amazon Payで支払うと最大2%還元のチャンス! 9/30まで

前回のメンバーシップは私のミスで消えてしまいました。月額500円で800記事以上の記事が読み放題。

スタンダードプラン

¥1,000 / 月
人数制限あり

この記事は noteマネー にピックアップされました

noteマネーのバナー

よろしければ応援お願いします!!いただいたチップはクリエたーとしての活動費に使わせていただきます!!