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『転生したらスライムだった件』 第8話(第80話) 「強欲の布石」


あらすじ

■マリアベルの冷酷な策謀とユウキの精神支配

 物語の裏側では、シルトロッゾ王国のマリアベル・ロッゾが、ユニークスキル「強欲者(グリード)」を用いてユウキ・カグラザカを完全に精神支配下に置いている。ユウキの瞳は不気味な赤色に染まり、自由意志を奪われた彼はマリアベルの忠実な駒と化している。マリアベルは、配下のグレンダがリムルに殺害されたと誤認し、その報復として、予定されている遺跡調査の場を利用してリムルとミリムという二人の魔王を同時に葬り去るという無謀かつ冷酷な計画を立案する。彼女は自身の能力を過信し、魔王の真の脅威を読み違えたまま、全戦力を投入する決意を固めるのである。

■テンペストの近代化と「リムルポイント」の導入

 一方、魔国連邦(テンペスト)では急速な内政の進展が見られる。新たに完成した議事堂は立派な和洋折衷の建築物であり、その内部には近代的な食堂システムが完備されている。ソウエイによって捕縛され、リムルによる解呪を経て死の淵から救われたグレンダは、その圧倒的な実力差を認め、ソウエイの配下として生きる道を選んだ。彼女は食堂の「スペシャルメニュー」の美味さに驚愕し、即座にテンペストの文化に順応する。また、リムルは給与制度が未整備な現状を補うため、独自の「リムルポイント」による報酬制度を導入し、ポイ活を通じた労働意欲の向上を図るという、前世の知識を活かした国造りをさらに進めている。

■遺跡調査への決意と魔導が生んだ新たな武器

 平和的な交流を望むリムルに対し、周囲は彼を「無自覚に世界へ喧嘩を売り続ける危険な存在」と認識しており、会議の場では部下たちからもその無自覚さを指摘される。そんな中、遺跡調査の日程を忘れかけていたリムルのもとへ、探検隊の服装で気合十分なミリムが押し寄せる。親友の期待を裏切れないリムルは予定通り調査へ向かうことを決意し、同行者としてゴブタを指名する。また、リムルは「男のロマン」として、火薬を使わずに魔力で弾を発射するハンドガンを試作・製造しており、テンペストの軍事技術が魔法と科学の融合によって未知の領域に達していることを示している。

■規格外の転送魔法とジスターヴでの不穏な邂逅

 目的地である旧クレイマン領の遺跡(ジスターヴ)までは、通常の馬車移動では2ヶ月を要する距離である。しかし、リムルは魔王としての規格外な力を行使し、巨大な転送魔法(ワープゲート)を使って一瞬で現地に到着する。そこではエヴァ(CV:豊崎愛生)らがリムルたちを出迎える。マリアベルが「強欲の布石」として張り巡らせた卑劣な罠が待ち受ける中、リムルたちは能天気な探検隊気分で、物語の核心へと足を踏み入れていくのであった。

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