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Official髭男dismを3曲分析してわかったこと

Official髭男dism の曲を聴いていると、不思議な感覚になることがあります。

明るい。
優しい。
前向き。

なのに、なぜか少し苦しい。

なぜこんなにも温かいのに、泣きたくなるのか。

今回、
Pretender
Subtitle
宿命

この3曲を並べてみると、
Official髭男dismの音楽には、ある共通した感情が流れていることに気づきました。

それは、

「不安を抱えたまま、人を信じようとする感情」

です。


Pretender

“最初から選ばれない”ことを知っている恋

Pretenderは、ただの失恋曲ではありません。

この曲が苦しいのは、
「好きだった」より先に、

“自分は相手の運命の人ではない”

という諦めが存在しているからです。

普通のラブソングなら、

  • 振り向いてほしい

  • 奪いたい

  • 忘れたい

という感情へ向かいます。

でもPretenderは違う。

この曲の主人公は、
恋を壊そうとするより先に、
“壊れる未来”を受け入れてしまう。

だから切ない。

しかも、
相手を嫌いになれない。

離れようとしても、
触れた記憶が甘く残ってしまう。

この「痛いのに離れられない感情」が、
Pretenderをただの恋愛ソングではなく、
“諦めきれない人の歌”にしています。


Subtitle

「愛してる」より、“伝わること”を求めている

Subtitleは、
Official髭男dismの繊細さが最も出ている曲だと思います。

この曲で何度も描かれるのは、
“言葉が届かない怖さ”。

想いが強くなるほど、
言葉は崩れていく。

伝えたいのに、
うまく伝わらない。

優しくしたいのに、
逆に傷つけてしまう。

そんな不器用さが、
曲全体に流れています。

特に印象的なのは、
この曲が「正しさ」よりも「優しさ」を求めていること。

誰かを論理で救うのではなく、

“ちゃんと相手の心へ届くこと”

を願っている。

だからSubtitleは、
強い愛の歌というより、

「傷つけないように愛したい」

という祈りに近い。

この感覚が、
多くの人の孤独と重なるのだと思います。


宿命

“怖いまま進む”ことを肯定する曲

宿命は、一見すると熱血ソングです。

でも、
よく聴くとこの曲も、
弱さを消していません。

不安。
緊張。
自信のなさ。
押し潰されそうな期待。

全部そのまま存在している。

それでも進む。

ここが、
Official髭男dismらしいところです。

「俺たちは最強だ」と叫ぶのではなく、

「怖い。でも立ち向かう」

を描いている。

だから、
この曲は“勝者の歌”ではなく、
“頑張り続ける人の歌”として刺さる。

完璧な人間ではなく、
迷いながら前へ進む人を肯定しているからです。


3曲分析してわかったこと

この3曲を並べてみると、
Official髭男dismの音楽には、一貫した特徴があります。

それは、

  • 「伝わらないかもしれない」

  • 「壊れるかもしれない」

  • 「傷つけてしまうかもしれない」

という不安を、
最初から抱えていること。

でも彼らは、
その不安を理由に人を諦めない。

だから、
ヒゲダンの曲は優しい。

そして、
その優しさは“強さ”ではなく、

「傷つく可能性を知った後の優しさ」

なんだと思います。

だからこそ、
あの音楽は温かいのに、
少し泣きたくなるのかもしれません。

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ヒカル 最後まで読んでいただき、ありがとうございます。 音楽には人生を少し豊かにしてくれる力があると信じています。 もし記事を楽しんでいただけたら、お気持ちだけでも応援していただけると励みになります。 これからもクラシックからポップスまで、心に残る音楽や物語をお届けしていきます。