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cassetteboy
(1)世界は「存在」から始まるのだろうか
では早速。
私たちは普段、「存在」を当たり前のものとして考えている。
机がある。
空がある。
私がいる。
世界には様々なものが存在している。
しかし最近、私は少し違うことを考えている。
本当に最初にあるのは「存在」なのだろうか。
例えば真っ白な世界を想像してみる。
そこには色の違いもない。
音の違いも、形の違いも、温度の違いも存在しない。
もし本当にすべてが同じなら、私たちはそこから何かを認識できるだろうか。
おそらくできない。
認識には違いが必要だから。
赤と青。
光と闇。
自己と他者。
私たちは何かを理解するとき、必ず差異を手がかりにしている。
そう考えると、世界を成立させている最小単位は「存在」ではなく「差異」なのではないか。
私はこの考えを、DIFFと呼んでいる。
GENESIS論はここから始まる。
