群発頭痛
症状の特徴
頭の片側のこめかみ、目の周囲や目の奥に激痛が起こります。
痛みと同側に、目の充血、涙や鼻水が止まらないなどの症状を伴います。
発作はほとんどの場合突然発症します。
睡眠中、痛みで目が覚めることがあります。
痛みは、多くは30分~1時間ほどでおさまります。
発作頻度はは二日に1回から、一日8回ほど起こることもあります。
発作時に落ち着きなく歩き回ったり、頭を激しく動かすことがあります。(※片頭痛は動かすと悪化)
頭痛は通常、昼または夜の同じ時間帯に起こり、1~3ヶ月に渡って規則的に起こります。この時期を群発期といいます。 その後は数ヶ月から数年ほど頭痛が起こらない時期が続きます。
20~40才代に多く、特に男性に多い(女性の3~7倍)。
アルコール、ヒスタミン、ニトログリセリンで誘発される。群発期は禁酒した方がいいでしょう。
群発頭痛の原因
群発頭痛のメカニズムは、まだよくわかっていません。 ホルモン説、体内時計の狂い、遺伝子説、水痘ウイルス説など諸説あります。
薬物療法
群発頭痛が起こると、一般の痛み止め(鎮痛薬)では痛みを抑えることができません。群発頭痛の治療のひとつがトリプタンの自己注射です。 トリプタンには、三叉神経の興奮を抑え、痛みを鎮める効果があります。
内服薬は薬の効果が現れるまでに30分~1時間程度かかるため、群発頭痛では即効性のある注射薬を使用します。通常は注射をしてから10分間くらいで痛みが軽減し始め、15分間以内には痛みがほぼなくなります。
群発頭痛のもう1つの治療の柱が、酸素吸入です。 1分間に7~10リットルのペースで医療用の酸素を15分間吸入することで、群発頭痛の症状が改善します。
高濃度の酸素を吸入すると、脳にいく血液量が低下し、脳は酸素不足になります。 なぜ効果があるのかは、はっきりとわかっていませんが、拡張した脳血管を収縮させる、脳血管の周囲にある三叉神経の炎症を鎮める、副交感神経の興奮を抑えるという3つの可能性が考えられています。 ただし、酸素吸入を行っても効果がない場合もあります。
一般的な予防薬としてはベラパミル、炭酸リチウム、バルプロ酸、トピラマート、ステロイドなどがあります。
