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ブルースは黄昏れていくトロンボーン

Curtis Fuller"Blues-ette"1959 年 the Savoy label.Curtis Fuller, trombone/Benny Golson ,tenor saxophone/Tommy Flanagan,piano/Jimmy Garrison,bass/Al Harewood,drums/
"Five Spot After Dark" (Benny Golson) - 5:18
"Undecided" (Sydney Robin, Charlie Shavers) - 7:09
"Blues-ette" - 5:31
"Minor Vamp" (Golson) - 5:12
"Love Your Spell Is Everywhere" (Edmund Goulding, Elsie Janis) - 7:07
"Twelve-Inch" - 6:28

今年5月8日に亡くなったカーティス・フラーです。まあ、最近亡くなったからTwitter上のTLで流れてきたので、このアルバムを聴きたくなりました。名盤ですし。でもこのアルバムはカーティス・フラーというよりテナー・サックスのベニー・ゴルソンの方が目立つかな。ゴルソンのサックスを中心に三管(トランペットとトロンボーン)でハーモニーを奏でるのをゴルソン・ハーモニーと言って、そのトランペットがない形ですね。ゴルソン・ハーモニーでは低音部のトロンボーンをカーティス・フラーが担当するのです。

ここではリズム・セクションもいいです。ピアノのトミー・フラナガンはサイドメンとしては絶対的な地位にあるピアニストで、「このトミフラ(トミー・フラナガンを短縮して)いいね、マスター」と言っておけばジャズ喫茶でもジャズ通と見られます。サイドメンに入ってなければ駄目だけど。ハードバップの有名盤は注意すれば入っていることが多いです。

"Five Spot After Dark"ベニー・ゴルソンの親しみのあるテーマで早速ごルソン・ハーモニーが堪能できます。ソロはカーティス・フラーから。地味ですね。温かみがある音といえばいいのでしょうが。バックのトミフラがやっぱ目立ちます。ゴルソンの小節を聴かせたアドリブは特徴的。

"Minor Vamp"はB面の一曲目で私はB面専門だから、このアルバムもこの曲の印象が強いですね。ジミー・ギャリソンの安定したベース。ゴルソンの小節の入ったアドリブ。トミフラのキラリと光るピアノ。フラーはここでも地味ですね。

フラーだったらやはりブルーノート盤の方が良かったかな。あまり聴かないですけど。コルトレーンの『ブルートレイン』はカーティス・フラーが存在感を示しています。もっとも圧倒するのはコルトレーンですけど。この噛ませ犬が!

(ジャズ再入門vol.20)

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