子は年輪を
バカボンの歌では西から昇ったお日様が東へ沈んでも「これでいいのだ」ったが、令和の日本では台風が東から西へ進んで各地で大雨、皆さんのところは大丈夫だったでしょうか?地震の被災地では猛暑との闘いが続いている中で、災害は地震だけではなく、いつどこでも被災地になる可能性があって、私たちはそれに粘り強く対応していくしかないことに改めて気付かされる。被災された皆さまに、改めてお見舞い申し上げます。
そうした状況ではあるけれど、甲子園では連日熱戦が繰り広げられて、それが観る人たちに元気を届けながら、日本列島はお盆休みの真っ最中。そのお盆にしても、インフラを支えてくれる方々がいてくれてこその休みなのだが、最近は昔と比べると休みが取り易くなったぶん分散化が進んで、今日からが後半のピークといったところだろうか。
我が家の今年のお盆は前半の短期決戦型?で、昨日・一昨日の2日間に娘2人と義実家に義姉一家が帰省した。と言っても、義実家は94歳の義母一人なので、最近は宿を別に取って着いた時と帰る前に顔を出す形。近くに住む妻と私がそれを出迎え、その後で娘たちを迎えに行くパターン。両面作戦のフォーメーションは精緻を極めながら、実はいつも直前のバタバタで、その混乱の中でも「まあ、完璧でなくてもいいかぁ」という余裕(諦め?)が少し出てきたのが年の功というか救いというか。
義姉一家の中心は、私の甥にあたる長男夫婦の子供たち、もうすぐ6歳になる男の子と4歳になった女の子の兄妹だ。小さな体の一体どこにそんなエネルギーが蓄えられているのだろう?と驚くほど、何しろ着いてから出発するまでノンストップで動き回る。今年は、最初にお相撲であっさり私に勝ったことに満足して、その後は庭で昆虫採集に勤しんだ。トンボやカエルに加えて大きな精霊バッタも捕まえたしカナヘビも見た。妹の方は庭でブルーベリーやトマトを摘んでお腹いっぱい。二人ともお正月に会った時より体が大きくなっただけでなく、話し方や言葉の理解力に確かな成長を感じる。何より素晴らしいのはそのサービス精神で、瞬時に今だれに甘えるべきかを(多分)無意識の内に判断している。出発前には一人一人にハイタッチをしてからしっかりとハグ。そうして挨拶が済んだ次の瞬間、今まで全く話していなかった叔母さんの手を握って車に乗り込む。その切り替えの鮮やかなこと!
昼間だけでヘロヘロだったけれど、何とか立て直して夜の部。今回は娘二人だったので幾分気楽な感じ。東京ならではのお土産に歓声をあげ、それからいつものようにダラダラと。私も含めて、さすがに数年前に比べればお酒の量は多少減ったけれど、それでも翌朝になってみれば空き瓶が何本か。会社の引っ越しに合わせて自分も引っ越しを考えているという長女、これから数カ月海外に勉強に出掛ける次女、どちらも忙しそうだったけれど、先ずは元気そうで何より。長男夫婦は、きっと今頃奥さんの実家に向かって車を走らせていることだろう。自分たちの一年は変わり映え無く、その体感は少しずつ早く短くなっていくけれど、そうした中で、子供たちが刻んでいく一年ごとの年輪で、私たちは辛うじて記憶を留めていけるのかもしれない。
