助産学生として忘れられない実習
こんばんは。
2児のママで助産師をしているaooです。
前回は助産学校での生活についてお話ししました。
今回は、助産学生時代の忘れられない実習について書いてみようと思います。
助産実習の中に、「継続事例実習」という実習があります。
一人の妊婦さんを妊娠期から継続して担当し、出産、そして産後まで関わらせていただく実習です。
今振り返っても、この実習は私にとって特別な経験でした。
私自身も出産を経験しています。
だからこそ、妊娠期間がどれだけ大切な時間なのかを知っています。
体調の変化や不安。
赤ちゃんへの期待。
家族との時間。
そんな大切な期間に、助産学生である私を受け入れてくださったことは本当にありがたいことでした。
もしかしたら話したくないこともあったかもしれません。
学生に見られたくない場面もあったかもしれません。
それでも担当させていただけたおかげで、私は教科書だけでは学べないことをたくさん学ばせていただきました。
健診のたびに赤ちゃんの成長を一緒に見守り、
お母さんのお話を聞き、
少しずつ出産の日を迎えていきました。
そして迎えた出産の日。
無事に赤ちゃんが生まれた瞬間は、今でも忘れることができません。
もちろん、どのお産も尊いものです。
でも、その赤ちゃんは私にとって少し特別でした。
妊娠中からずっと成長を見守ってきた赤ちゃん。
エコーでお顔を見ていた赤ちゃん。
その子が目の前にいることに胸がいっぱいになりました。
そして、お母さんが赤ちゃんに向かって、
「いつもエコーでお顔を見てくれていたaooさんだよ」
と話しかけてくださったのです。
その言葉を聞いた瞬間、涙があふれました。
学生だった私を信頼してくださったこと。
赤ちゃんの成長を一緒に見守らせていただけたこと。
そのすべてが嬉しくて、胸が熱くなりました。
この実習を通して学んだことがあります。
助産師は、お母さんだけを支える仕事ではありません。
赤ちゃんの人生。
そして、そのご家族の人生にも関わる仕事です。
命の誕生に立ち会う責任の重さと尊さを、私はこの実習で初めて本当の意味で知りました。
今でも助産師として働く中で、そのお母さんと赤ちゃんのことを思い出すことがあります。
助産師という仕事の素晴らしさを教えてくださった、忘れられない出会いです。
