籠の鳥
僕は籠の鳥だった
安っぽい籠はすぐにでも壊せた筈なのに
たまに甘い蜜を与えて貰い
僕は囚われの身として
外の世界を見ることをやめ
囚われの身を全うする
ある日扉が開けられて
僕が出るのを待っている
自由になれる筈なのに
不自由の安楽さ
震える足は前に出ず
戸惑う僕に
もういいんですよ
貴方がそっと背中を押す
涙がぼろぼろぼろぼろ溢れてくる
僕は籠の中が安息の地だったことを思い知る
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