居酒屋wagaya6; 需要はあるが体力がね・・~どう働く?
「今晩は!」
「いらっしゃい!ビールでいいかな?」
「お願いします!」
「糠漬けでもつまんでてね。今日は野菜の天婦羅だよ」
いつもの居酒屋。ここで飲むビールが一番美味しい。
「以前一緒に働いていた人から電話がきたのよ」
「そうなの?なんか大事な話だった?」
8/17日の日曜日の夕方、一本の電話があった。
Nさんからだった。
10年以上前、某サービス付き高齢者住宅の立ち上げでともに苦労をした看護師Nさん。当時一緒に働いた6名の看護師は今は別々の場所で働いている。
「懐かしいね~」「元気?」「今どうしてる?」と話は尽きない。
「ところで婆ちゃん今仕事してる?」
「週3日デイサービスで働いてるよ」
「実はね、人を探していて、婆ちゃんどうかなと思って電話したのよ」
Nさんも1年ほど前までデイサービスで仕事をしていたとの事。今は辞めてしまったのだが、誰か看護師を紹介してほしいと頼まれ私に電話をくれたと言う。
「もうちょっと若い人の知り合いいないの?」と思わず本音が出る。
「変な人は紹介できないからさ。婆ちゃんだったら大丈夫と思ってね」
Nさんの気持ちは嬉しいしありがたいと思うが今仕事をしている事もあり、またあと5か月ほどで後期高齢者の仲間入りをする私には転職する元気も気力も残っていない。
Nさんの気持ちもわかる。誰か紹介してくれない?と言われたら真っ先に思いつくのは自分と同年代か10歳ほど若い年齢の人達しか思い浮かばない。
後輩を育てることにも注力してきたはずなのにいざというと顔が浮かんでこない。連絡を取れる人も少なくなってきている。
社会からの需要はある。
しかし私たちの年齢になると体力がついていかない。若い人~!
デイサービスは午前中が忙しい。入浴介助こそしないが4時間の勤務中椅子に腰かけることはほぼない。見ていると若いスタッフの方が余裕ありに見えてくる。業務内容の違いもあるが体力とも関係していると私は思っている。
今年のお盆は8/12~8/14までの三日間勤務だった。同僚の看護師が子どもさんの受験のために休んでいてその間私が勤務することになった。4時間勤務には変わりないが、そんなときに限って発熱者が出たり最高血圧が200mmHgから下がらないなんて言う方が出てくる。どう対処するかを問われる場面である。
スタッフの協力を得て施設や自宅に送り届けてもらうことが出来たが、送迎を待っている間に「高カリウム血症の治療薬」を飲んでしまったり(本来飲む時間ではなかったにもかかわらずだ💦)、一人暮らしの高齢者の薬の管理という問題もまた一つ見えてきたこともあった。
薬の管理のために訪看を入れたらいいのにとは思うものの、介護度によってはそう簡単にはいかないこともあるらしく、介護制度って未だに訳が分からない所がたくさんある。
老々介護や一人暮らし高齢者が多いのに何を基準に制度がつくられているのか、誰のための制度なのか、ケアマネージャーが抱えている高齢者たちは皆十分に安全な普通の生活を送れているのだろうか?家族の協力を得られない高齢者たちはどうしているのだろうか?
ケースバイケースとは言うものの果たして十分に行き届いているのだろうか?などと考えてしまう。
話がそれてしまったが、この三日間同僚の看護師が行ってきたことをやっていたため、これまでの私が行っていたことはケアスタッフが行ってくれていた。利用者ごとにケア計画が立てられそれに沿って行動してきたが、見ていると若いスタッフの方がゆとりを持っているね!
私のようにあくせくしないね。何だこの違いは?と思うことが沢山あった。
立派に文章化された計画はあるけど忠実に実行しようと思うと結構大変な時もある。押しつけにならないようにと考えると気を使う場面もある。
でも若いスタッフから学んだね。
「全部計画通りじゃなくていいんだ」って。
「評価はどうするんだろう」なんて心配もするけど100%に近づかなくてもいいんだと思ったね。私の考えとは少し違いがあるんだけどね。
そう考えていたら無性に飲みたくなって今日ここに来たのよ。
「そんなことがあったのね」
「でもあまりため込まずに時々話に来なさいよ」
「そうだね。聞いてくれてありがとう!」
今日もまた一日が終わり新しい朝が来る。
明日は明日の風が吹く・・そしてまた経験を重ねていくんだね。
